踊る大紐育|映画スクラップブック


2020/04/13

踊る大紐育

踊る大紐育
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ON THE TOWN
1951年(日本公開:1951年08月)
ジーン・ケリー スタンリー・ドーネン フランク・シナトラ アン・ミラー ジュールス・マンシン ヴェラ=エレン ベティ・ギャレット

夜明けの湾岸、労働者が美声のバリトンであくび混じりに登場。停泊中の艦から午前6時ピッタリに水兵たちがわーっと降りてくる。キャメラが摩天楼をロングで捉え、観光名所をバックにジーン・ケリー、フランク・シナトラ、ジュールス・マンシンが歌って踊って「ニューヨーク、ニューヨーク」。街を歩く都会の美女に目を奪われ、ジーン・ケリーはミス地下鉄(ヴェラ=エレン)のポスターに一目惚れ。「ミス地下鉄のダンス」にニコニコ顔で翻弄され、博物館の「原始人が好き」でゲラゲラ笑う。ウブなシナトラに積極的なベティ・ギャレットが釣り合わないとか、そんなの気にしない。これはMGMミュージカル。

なにしろ「錨を上げて」で4日間あった上陸許可が、今作は24時間で、しかも前作ではチョイ役の警官だったマンシンも加わって主役の水兵が3人。相手役の女の子も3人(プラス1)。テンポアップでスピーディに時間が進む。電光掲示板風に画面下に現在時刻を流しているのがスマート。

水兵の制服が白一色なのに対し、ヴェラ=エレン(赤)、アン・ミラー(緑)、ベティ・ギャレット(黄)と、テクニカラーの衣装も鮮やか。
ニューヨーク・ロケがふんだんにあって、いつものMGMミュージカルとは違った空気感があるのも新鮮でいい。もちろんジーン・ケリーの創作ダンス「ニューヨークの一日」もある。キャメラのパンが多用され、左右に流れる映像と音楽がリズミカルに連動している。音楽はレナード・バーンスタイン。ミュージカル映画に革命を起こした「ウエスト・サイド物語」まであと10年、その萌芽となった(と思うよ)。

個人的にMGMミュージカル・ベスト3のうちの1本。

70

映画採点基準

80点 オールタイムベストテン候補
75点 年間ベストワン候補
70点 年間ベストテン候補
65点 上出来・個人的嗜好
60点 水準作
55点以下 このサイトでは扱いません

個人の備忘録としてのメモ&採点
オススメ度ではありません