フィラデルフィア物語|映画スクラップブック


2021/04/14

フィラデルフィア物語

フィラデルフィア物語|soe006 映画スクラップブック
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THE PHILADELPHIA STORY
1940年(日本公開:1948年02月)
ジョージ・キューカー キャサリン・ヘプバーン ケイリー・グラント ジョン・ハワード ジェームズ・スチュワート ルース・ハッセイ ローランド・ヤング ジョン・ハリデイ ヴァージニア・ウェイドラー メアリー・ナッシュ ヘンリー・ダニエル ヒラリー・ブルック

当時流行していたスクリューボール・コメディの1本。
コロムビアでもRKOでもなく、星の数より多いスターを擁していたMGMの製作。監督はジョージ・キューカー。

キャサリン・ヘプバーン、ケイリー・グラント、ジェームズ・スチュワートの豪華三大スター顔合わせながら、精彩に欠け、借りてきた猫状態。特にケイリー・グラントはなに演ってるのか分からん表情。この映画を見てグラントのファンになる人はいない。
作家志望の雑誌記者ジミーも前半は帽子で目線を隠しずっと俯いてばかり。
ヘプバーンは「赤ちゃん教育」の延長にあるような富豪令嬢役だが、あそこまでエキセントリックに弾けていない。3人共に、キャプラやホークスの作品に出演してたときのほうが、十倍活き活きしている。

やたらとセリフが多いのがスクリューボールの特徴だが、即物的なギャグに落とさず、ときおり訓話めいた方向に流すのがMGMらしい。

酔いつぶれたヘプバーンを抱っこしながらジミーは「虹の彼方に」を歌う。

フィラデルフィア物語

ミュージカルでリメイクした「上流社会」のほうが(サッチモ、シナトラ、クロスビーの歌が聞けるぶん)楽しい。

恋愛ものはラストを結婚式の場面で締めると、それまで退屈だった映画もなんとなく気分良く見終えてしまう。これはシェークスピア時代からの定石。超古典的手法だがいまでも有効。

60

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映画採点基準

80点 オールタイムベストテン候補(2本)
75点 年間ベストワン候補(16本)
70点 年間ベストテン候補(76本)
65点 上出来・個人的嗜好(72本)
60点 水準作(71本)
55点以下 このサイトでは扱いません

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