シャーロット・ブロンテ原作の文芸ロマンス。監督は後年「メリー・ポピンズ」などディズニーお抱えとなったロバート・スティーヴンス。音楽はバーナード・ハーマン。
寄宿学校に入れられ、理不尽な環境で育ったヒロイン(ジョーン・フォンテイン)が、ロチェスター家の家庭教師となり、お城の貴族(オーソン・ウェルズ)に見初められ、結ばれるまで。長大な原作小説をダイジェストで映画化。
端折ったところは、原作本の朗読ナレーションのショットでつないでいる。
最初の結婚に失敗した貴族に暗い過去の秘密が隠されていたり、ラストで豪勢なお城が全焼してしまうあたりは、フォンテインの出世作「レベッカ」と同じ。
ジョーン・フォンテインは1917年生まれ、オーソン・ウェルズは1915年生まれで2歳しか違わない。キャスティングは、むかし見たことのある1970年版(スザンナ・ヨークとジョージ・C・スコット)のほうがしっくりきてたように思う。
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