低予算B級ホラーの「エルム街の悪夢4/ザ・ドリームマスター最後の反撃」で活きの良い演出を買われ「ダイ・ハード2」に大抜擢されたところまでは良かったのだが、その後は大味な大作ばかりで興味が失せたレニー・ハーリンのサメ・パニック映画。
駄作揃いのサメ映画(というジャンルがあるらしい)のなかでは評判がよろしいようなので、(レニー・ハーリンだから)ダメ元で暇つぶしに見てみた。
サメの脳を使って新薬を開発している海洋研究所でトラブルが発生、凶暴な殺戮マシーンと化したサメが大暴れ、タイフーンで孤立した研究所の職員を食いちぎりまくる。
「JAWSジョーズ」と「エイリアン」と「ポセイドン・アドベンチャー」を足して、そこから「JAWSジョーズ」のサスペンスと「エイリアン」のミステリーと「ポセイドン・アドベンチャー」のヒューマニズムを抜いた、レニー・ハーリンらしい軽くて薄味なポテトチップス。登場人物に魅力がないのが最大の欠点。
製作費72億円で200億円(世界興行収入)の売り上げだそうです。凄いね。
点