ヒロインは出版社からテレビ業界に転職。好きになった男を追って下着姿のまま部屋を飛び出し、雪が舞うロンドンの街を探し回る。
勤め先の上司と有能な弁護士のふたりの男に口説かれ、男たちは彼女を争って殴り合いの喧嘩までしちゃう。
アラサー独身女性の等身大のラブストーリーというのが配給会社の売りだが、等身大なのは体重くらい。ヒロインの容姿以外はリアリティの欠片もない予定調和の寓話。
脚本が「ノッティングヒルの恋人」「フォー・ウェディング」のリチャード・カーティスなので、過度に個性豊かな脇キャラが配してあるものの、賑やかなだけで今ひとつ垢抜けない。ビジネスと割り切ってアイデアを切り売りしてる感じ。ポップスBGMもマンネリ。
点