真面目一辺倒の大学助教授(ジェームズ・スチュワート)がナイトクラブの歌姫(ジンジャー・ロジャース)に一目惚れ。ふたりはお互いに惹かれ合い、出会って12時間で結婚。しかしジミーには大学長の父親(チャールズ・コバーン)が決めた許嫁(フランセス・マーサー)がいて、心臓病の母親(ボーラ・ボンディ)も心配で、なかなか結婚の報告ができない。
誠実真摯なイメージのジョージ・スティーヴンス(「陽のあたる場所」「シェーン」「ジャイアンツ」「アンネの日記」)だけど、RKO時代はアステア=ロジャースの「有頂天時代」だって演出している腕の良い職人監督。ロマコメ撮ってもやっぱり上手い。
ファーストシーンのナイトクラブのダンサーズ、ジンジャーの登場させかた、女同士のビンタの張り合い、ジンジャー、ジェームズ・エリソン、ボーラ・ボンディが並んで腰振りダンス、面白いシーンが多い。
ちなみにおれは、アステアとコンビで踊ってるミュージカル映画のジンジャーよりも本作のジンジャーのほうが好みであります。
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