ジョー・ブラックをよろしく|映画スクラップブック


2022/06/07

ジョー・ブラックをよろしく

ジョー・ブラックをよろしく|soe006 映画スクラップブック
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MEET JOE BLACK
1998年(日本公開:1998年12月)
マーティン・ブレスト ブラッド・ピット アンソニー・ホプキンス クレア・フォーラニ マーシャ・ゲイ・ハーデン ジェフリー・タンバー

65歳の誕生日を控えた大富豪アンソニー・ホプキンスを、お迎えにきた死神ブラッド・ピットが富豪の娘(クレア・フォーラニ)に一目惚れする恋愛喜劇。

ジョー・ブラックをよろしく

西洋人は昔から、幽霊だとか悪魔だとか天使だとか、ファンタジーな人物を使ってロマンチックな恋物語を作るのがうまい。

初めて出会った食堂を出たあとの別れで、お互い何度も振り返るがタイミングが悪く、振り返ったときは交互に相手は背中を見せているクロス・ショット、味があってよかった。
いつか使ってやろう。

その直後の事故シーンはすごいショック演出。

あらすじだけで結末は読めているのに見入ってしまう。感動させられてしまう。
3時間は長くない。ラストのオチは無理矢理な感じもあるけど。

イケメン好みの女子でなくても、本作の死神ブラッド・ピットのナイーブな表情には惚れちまう。

ジョー・ブラックをよろしく:ブラッド・ピット

さらに格好良いのが大富豪アンソニー・ホプキンスの貫禄と余裕の演技。
マーティン・ブレストは役者の芝居を繊細にたっぷり見せるのが巧い。

食堂でコーヒーに砂糖とミルクを入れる動作をシンクロさせて(小津安二郎か!)若い二人の親和性を、映像であっさり説明する手際の良さ。

好きなものを、ただ奪うことは愛とは言わない。
愛の本質は、生涯を懸けて相手への信頼と責任を全うすること

そして、愛する相手を傷つけないこと。

70

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映画採点基準

80点 オールタイムベストテン候補(2本)
75点 年間ベストワン候補(18本)
70点 年間ベストテン候補(83本)
65点 上出来・個人的嗜好(78本)
60点 水準作(77本)
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