soe006 洋画の吹替え版が嫌いな理由

この日記のようなものは、すべてフィクションです。
登場する人物、団体、裏の組織等はすべて架空のものです。ご了承ください。

「JAWS ジョーズ」

January 07, 2006

30年前の1月7日
くそ寒いなかガタガタ震えながら、
『ジョーズ』の劇場窓口に並んでました。

このころは入替制なんてありませんでしたが、佐賀有楽会館(シネラマ上映も可能な大きな映画館)は、立ち見どころかロビーまでぎっしり人で埋まり、入りきれないお客は寒風吹きすさぶ街路に長蛇の列。
次回上映まであと1時間。それで(たとえ立ち見でも)館内にもぐり込めればいいけれど、入れなかったらどうしよう?
さらに2時間半待つのか?

日が暮れるじゃんかよお。寒いじゃんかよお。
風邪ひいちゃうじゃんかよお。

いちおう高校入試を控えた受験生なんだけど。
それはまた別のおはなし。
とめどなく滴り落ちる鼻水をズリズリすすりつつ、感覚のなくなった蒼白き指をこすりつつ、ひたすら我慢。並んで待っていました。

面白かったですねえ!
新春1発目の映画見物が『ジョーズ』ってのは縁起が良かったらしく、この年は、ロベール・アンリコの『追想』、ロイ・ヒルの『華麗なるヒコーキ野郎』(これは公開から1年くらい遅れて小屋にかかった)、『風とライオン』、『カッコーの巣の上で』、『バリー・リンドン』、『狼たちの午後』、『アウトロー』、『タクシー・ドライバー』、『大統領の陰謀』と観る映画がすべて当たり。角川書店の進出で『犬神家の一族』が話題になり、それまで洋画一辺倒だった俺は、邦画も観るようになり、イッキに映画見物の量が増えた一年でありました。

JAWS ジョーズ
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JAWS ジョーズ

ユニヴァーサル/1975年 (124分)
製作:リチャード・D・ザナック、デヴィッド・ブラウン
監督:スティーヴン・スピルバーグ
原作:ピーター・ベンチリー
脚本:ピーター・ベンチリー、カール・ゴットリーブ
撮影:ビル・バトラー
美術:ジョー・アルベス
音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演:ロイ・シャイダー、ロバート・ショウ、リチャード・ドレイファス、ロレイン・ゲイリー、マーレイ・ハミルトン

『ジョーズ』については、いずれ「映画スクラップブック」に書きましょう。 俺の生涯の300本のうちの1本です。

この映画の原作を褒めるかわりに映画化をくさした放送作家協会理事で前九州支部支部長の井田敏先生に、「原作は原作でたいへん面白く読めるけど、映画には映画の手法というものがあって、これはベストセラー小説の映画化としては最善の脚色がなされているんです」なんて、青臭い議論をふっかけたこともありましたっけ。
その井田先生もお亡くなりになって、もうすぐ三回忌。
光陰矢の如し。

いまじゃ議論とか、そんな(銭にもならない)面倒くさいことはしなくなりました。

洋画の吹替え版が嫌いな理由

January 08, 2006

たとえどんなに巧い声優さんが演じていても、日本語吹替版は観たくない。

ビルおじさん、たいへんだ、窓が虫だらけだ!
心配いらないよ、すぐに凍死するから。

たぶん字幕版では、翻訳家が考えたつまらん駄洒落になるか、笑いを放棄した(上記のような、何処が面白いのかサッパリ判らん)ただのセリフとして処理されると思う(これまでの経験から)。
それでも字幕版なら、オリジナルのセリフが耳にはいるから、まだいい。
吹替え版は、肝心のオリジナルを消してしまうからダメなのだ。

窓=Windows=マイクロソフト社謹製オペレーティング・システム
虫=bug=プログラムに含まれている欠陥および不具合を生じる部分
凍死=freeze=パソコンの動作が停止してしまうこと
(蛇足:ビルおじさん=ビル・ゲイツ)

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