soe006 正月特番「古畑任三郎」

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迎春

January 1, 2004

初春に
ラーメンすする 洟すする
しずく一滴
今宵 塩あじ

正月特番「古畑任三郎」

January 3, 2004

今泉慎太郎不在の「古畑任三郎」だと知っていたら、見なかったかも。
第3シリーズからレギュラー出演している八嶋智人(花田)って野郎は、三谷幸喜の分身(作者の視点でストーリーを語る人物)なんだけど、ヒジョーにウザイ。
作家本人もかなりウザッたいキャラなので、ナイス・キャスティングではあるんだけどね。

大物ゲスト・松本幸四郎を迎えての2時間半特別枠なのに……
「何じゃコレは?」のキャラクター造形。
ここまでヒドイのは、シリーズでも屈指。これってワザとですか?
三谷幸喜って幸四郎を嫌ってるの?
作家に悪意がなきゃ書けないよ、ここまでスカスカのキャラクター。

あの、あからさまに杜撰な計画の、狂言誘拐と冤罪の擦り付け工作。
まるで中学生並の知能でないと出来ませんよ。いい歳した大人の犯罪ではありません。
いくら奥さん(とその父親の駐米大使)の後押しがあったとはいえ、国連代表に推薦されようって人物、しかもノン・キャリの叩き上げだぜ。(そんな出世はまずあり得ないんだけど、ドラマの嘘ってことで百歩譲っても)凄く頭のキレる奴じゃなきゃマズいでしょう?
いつ誰が入るか分からん調理場の冷蔵庫なんかに死体隠すかよ。
それともなにかい、一晩中、料理場の前で見張ってたとでもいうのか?
加えて津川雅彦まで出演させておきながら、いてもいなくてもいいような役ってのは、どーゆーことよ。
普通、この2人が配役表に並んだら、撲殺した後の処理を津川が手伝っていたとか、隠されていた新事実(2人の関係)とか、いろいろ仕込めたでしょうが。

シリーズ最高のキャスティングでありながら、シリーズ最低の出来。
昼間、BSフジで「ヒッチコック劇場」を4本観た直後だったので、今夜の「古畑任三郎」には落胆しましたね。
なにがどう間違ったのか、事情は皆目知らないけど、正月早々に自殺オチのドラマを見せられて、テーマ的にもかなり不愉快。
いつもどおりの1時間枠で、ゲストはもっと地味な役者で、津川雅彦の役はカットして……それでも間抜けな脚本だと思う。

ミステリーとしてのネタは(いつもと同じく)いい加減、人物設定もいい加減。
だけど楽屋オチはキッチリ入れて、イチゲンさんお断りの傲慢ぶり。
それに自殺容認の後味の悪さを加え、最低の正月ドラマ。
今にして思えば、第2シーズンで終了させておくべきシリーズだったんじゃないのかな?
あの頃の三谷幸喜だったら、事の起こりになったサルを、ストーリーに巧く絡ませてたと思うし、身元不明の人間を雇う大使館なんて不条理な設定は、絶対に書いてなかったと思う。
紹介者もなし、履歴書(だって書けないでしょ)もなし。そんなヤバい奴、採用しねえよ。ジャパン・バッシングやってるような国じゃなおさらでしょ?

いま思いついたんだけどさ……

最後の銃声が聞こえて、任三郎と津川雅彦が2階に駆け上がる。
すると、松本幸四郎が腕から血を流していて、握っていた銃をポトリと床に落とす。
すかさず津川雅彦が、銃を拾う。
「自殺しようとしたら、突然窓からサルが入ってきて、腕を囓られた」
サルは、見つかった途端、「うきー」と叫んで表に逃げる。
(今泉慎太郎に似ているサルをキャスティングするように!)
松本幸四郎は銃を返してくれと手を差し出すが、
津川雅彦はゆっくり首を横に振って、ニッコリ笑う。
任三郎が「パスポートを奪ったサルと同一犯人かも知れない。明日、傷の歯形とパスポートに残された歯形を照合してみましょう」とか、面白くもない冗談を言いながら和やかな雰囲気に戻す。……如何でしょうか?

このあと……クレジットタイトル・ローリング、クレジット終了でフェイドアウト、黒味の画面になった途端、銃声が1発聞こえて……、
「古畑任三郎 THE END」のタイトル。
つまり、津川雅彦が口封じに任三郎を撃った、という含みもアリかな?
ラストの銃声について、視聴者からの問い合わせが殺到すること請け合いですぜ! (「フレンチ・コネクション」のパクリだけど

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