アテネ五輪雑感(7)
August 23, 2004
女子マラソンで野口みずきが期待の金メダルを獲得して、大会日程の約半分が終了しました。
今大会、日本は東京大会、メキシコ大会と並ぶメダル・ラッシュ。
(22日終了時点で)
金×13 銀×6 銅×7 合計26枚!
昨日だけでも、室伏広治(男子ハンマー投げ)の銀メダル、鹿島丈博(体操男子・鞍馬)の銅メダル、ソフトボールの銅メダル、野口みずき(女子マラソン)の金メダルと、4枚獲得。
前評判が高かったソフトボールの銅メダルと室伏広治の銀メダルは、「おめでとう」なのか「残念」なのか、微妙なところです……期待が大きいと入賞の喜びも複雑です。
日本の柔道選手は金メダル以外はメダルぢゃないみたいな感じで、銀を取った男子90キロ級の泉浩なんか、ムスッとした表情で表彰台にあがってました。
20年くらい前、一人で何枚もメダルを取っちゃう陸上競技や競泳のスーパーアスリートを見て、日本人は体力的に無理だろうなぁと思っていましたが、アテネでは競泳の北島康介がやってくれました!
金メダル 競泳 100M平泳ぎ
金メダル 競泳 200M平泳ぎ
銅メダル 競泳 400Mメドレーリレー
なんだかもう、おぉ、ついにニッポンはここまできたか、ってな感じで、おじさんは新しい世代のスポーツ選手登場に大喜びっていうか、驚きを隠せませんですよ。
北島選手はインタビューの態度もイイですね。
あからさまに挑発的で、インタビュアーにまったく媚びていない。
(引退後のタレント化に色気を見せて)
妙な作り笑いをしている選手は、彼を見習うべきですね。
芸者だって芸を見せるのが商売で、媚びを売るのは本分ぢゃないですからね(裸踊りしかできない温泉芸者を除く)。
オリンピックはNHKでしか見ていないのですが、
民放の放送は酷いらしいですね。
電波寄生虫のタレントたちが、日本を代表するトップアスリートをイジって弄んでいるらしい。
舞台でも客いじり(素人いじり)ってのは大変危険な技で、マスが大きくなればなるほど失敗したときの痛手も深くなります。
まっとうな芝居では、やりません。
電波寄生虫は(バカだから)これを分かっていない奴が多い。
不愉快な番組を好んで見るほどの自虐趣味はないので、民放のオリンピック中継は見ないことにしてます。
閑話休題。
競泳の選手に黒人選手がいないのは、やっぱり、プール施設のある学校に通える人が少ないからでしょうか。
逆に陸上の有力選手に黒人が多いのは、銭が掛からないので誰でも始められるかけっこが基本の競技だからでしょうか。
メダル獲得数の国別順位表を眺めてみると、上位に並んでいるのは先進国ばかり。
銭が潤ってなきゃ、スポーツやろうなんて余裕、出ないですからね。
結局は銭のパワー(裏金って意味ぢゃなくて、選手や設備、競技の振興にどれだけ銭を使っているかってこと)で、メダル獲得数がランク付けされているような感じがします。