soe006 X122プロジェクト始動!

この日記のようなものは、すべてフィクションです。
登場する人物、団体、裏の組織等はすべて架空のものです。ご了承ください。

X122プロジェクト始動!

April 22, 2006

ベートーヴェンの第5番やビゼーの「カルメン」、あとドヴォルザークの第9番とか、小学校や中学校の音楽授業で教材になっていた(いまも使ってるのかな?)音楽って、聴いているぶんには別にそうでもないけど、他人に、「あいつこんなの聴いてるんだ」と思われるのって、(自意識過剰のようだけど)かなり恥ずかしい。

映画音楽も、ゴールデンサルの「エイリアン3」とかパトリック・ドイルなんかはそうでもないけど、「風と共に去りぬ」とか「ロッキー」など、あからさまにポピュラーな人気曲は、とてもスピーカーでは聴けない。

で、数年前から話題になっていたアイワのX122を購入。
このヘッドホンの素晴らしいところは、なんたって価格。
メーカー小売り希望価格2100円。amazon.co.jpだと消費税込み1258円であります。
低域がけっこう出るユニットを使っていて、そのへんのところは1万円クラスの製品に負けていない(……らしい)。

AIWA HP-X122 密閉型ヘッドホン

「早い、安い、美味い」が大好きな私は、以前から注目していたのですが、なにしろアイワ。しかも実売価格1500円以下のチープさが気になって、知っているのに知らんぷりしていましたです。
普段はヘッドホン、外出時にCDウォークマンで使う以外、ほとんど縁がなかったから、あまり乗り気ではなかったんですね。
しかし、このところ小学校中学校の教材みたいな音楽ばかり聴くようになったので、清水の舞台から飛び降りる覚悟で買ってみました。

スピーカーもそうですけど、ヘッドホンも、価格とかスペックとか関係なしに、いろんな個性があって面白いです。
もちろん安いのは安っぽい音しかしませんけど。
高いからって高級な音がするとは限らない。
メーカーが公表しているスペックだって、各々のラボ毎に測定機器が違うんだから、数値を鵜呑みにして比較してもナンセンス。
例えば、現在使っているスピーカーは海外製でウーハー口径300mmのジュラ紀の恐竜みたいな遺物で、スペックは最近の国産品に比べてすこぶるよろしくないのだけど、まあまあ納得いく音を出しています。
ましてヘッドホンにおいては、密閉型、開放型、耳栓型と形状も様々で、もはや何がスタンダードな音なのかは決められない状況。

そもそも、鋼鉄線をフェルト貼りの木製ハンマーで叩き木箱の中で反響させた音と、皮を叩いて周囲の空気を共振させた音と、ぶるぶる震える唇の動きを金属管で共鳴増幅させた音と、口の中でぶるぶる震える木片をパイプ内部で共鳴増幅させた音と、羊の腸を乾燥加工した紐を馬の尻尾で擦って木箱に共鳴させた音と、金属片をバチで叩いて出る衝撃音と、その他もろもろ、多種多彩な自然音を、いったん電気信号に変換し、それを一枚の紙の振動でまとめて再現しようというところに無理があります。
それになんてったって、私の部屋もあなたの部屋も、コンサート会場と同じ造りになっていないんだから。サントリー・ホールで聴いた音と、サントリー・ホールで録音された音源を部屋で再生させた音とでは、違うのが当たり前。
オーディオ装置を使って原音再生なんて、幻想なんですね。

そうした呪縛から開放されると、良いオーディオの定義って、割と単純です。

聴いてみて気に入った音が、良い音。

さて、アイワ製X122ですが……
この製品の面白いところは、ユーザーがいろんな改造をやってるところでしょう。
メーカーだって、まさかこういう使われ方するとは、発売前には予測していなかったと思います。

T's Blue - プロジェクト X121

上記サイトに詳しく書かれていますが、音はさておき、X122は装着感が悪い。
実際に装着してみると……やっぱり耳が痛い。
イヤーパッドが薄いんですよ。特に耳朶が外側に大きく突出している私には、これは大いなる問題点。
そこで、手っ取り早くティッシュをイヤーパッドの隙間に詰めてみると……なかなかよろしい具合になりました。
あと、フリーアジャスト機構というのが付いていて、バネの張力を使ってヘッドバンドの長さを調節しているのですが、これが災いして、頭頂部に圧迫感を与えているとのこと。
改造サイトでは、バネを外し、ヘッドバンドを熱湯に浸して柔らかくし自分の頭の形状に合わせて曲げてしまった方もいらっしゃるようですが……
私は常人よりも脳みそが小さく、結果それを包む頭蓋骨も小さい(よって、アタマもすこぶるが悪い)ので、その必要性はなさそうです。ティッシュ詰めだけでも充分快適。

音のほうはというと……良好です!
この程度で良好と断言してしまうと、
お前はいままでどんな音を聴いていたんじゃ!
とか罵倒されそうですけど……
1258円のヘッドホンとしては、超絶良好であります。
いろんなところで、クラシックやジャズのようなアコースティック音楽には向かないと書かれてましたけど、特に悪い印象はありませんでした。デッカのフェイズ4とか、加工臭プンプン漂う音が好きだし、しょせんヘッドホンでナマ音再現なんて出来ないと割りきっていますから。
まして、1258円だし。

改造サイトを拝見すると……ケーブルやプラグを良質のものに換えたり、防振遮音のためにハウジングの内側に鉛シートを貼ったり、ドライバユニットのポートを開けたり塞いだり、見るからに安っぽいボディを塗装してみたり……お手軽価格なので、臆せずに改造を加えられるところが最大の魅力のようで、みなさんいろいろと工夫されていらっしゃいます。

まだエイジング(慣らし運転)が終わってない段階で結論出すのもなんですが、私は現行(ティッシュを詰めただけ)のままでも充分満足しています。
ただ見た目は悪いし、いずれティッシュがボロボロになって汚くなるのは明らかなので、後日、100均ショップで適当なスポンジを探して、ティッシュと交換しますね。

いままで聴いていた音とは、またひと味違った音で愉しめるところが、オーディオの良いところで……これは安い買い物でした。
(実際に安いし)

X122の日進月歩に驚く

April 23, 2006

昨日ご紹介したアイワの密閉型ヘッドホン HP-X122。
アマゾン・サイトへのリンクを貼った後でチェックしてみたら、
なんと……958円(税込み)になっていた。

改造用にもう1個買っておこう。

追記:
購入価格は執筆当時のものです。
最新の販売価格はアマゾン・サイトでお確かめください。

追記(September 2006):
アイワHP-X122は生産中止となりました。
店頭在庫を見かけたら、速攻購入されることをお勧めします。

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