アル・コーンの代表作
超オススメ! アル・コーンを聴くなら、まずこの1枚から。
Either Way ズート・シムズ&アル・コーン
Fred Miles/Evidence
1 P-Town 5:12 ズート・シムズ(ts), アル・コーン(ts), オールド・グランド・ハッピー(モーズ・アリソン) (p), ビル・クラウ(b), ガス・ジョンソン(ds), セシル・コリアー(vo) |
フィラデルフィアのジャズ愛好家フレッド・マイルスが、1961年2月に録音したアル&ズートの自主制作盤。長い間、幻の名盤とされてきましたが、今ではCDで簡単に入手可能になりました。(フレッド・マイルスは、クリフォード・ブラウンのラスト・セッション(56年4月)をレコーディングしていたことでも有名)
「I Like It Like That」「Sweet Lorraine」「Nagasaki」の3曲で、セシル・コリアーのヴォーカルがフィーチャーされ、ピアニストのモーズ・アリソンは、契約レーベルを誤魔化すための処置として、「Old Grand Happy」とクレジットされています。
このアルバムは、風神と雷神が右と左に分かれ、丁々発止とフレーズをぶつけ合い技を競い合うテナー・バトルではありません。穏やかに対話しながら、協調して一つのメロディに彩色を施す、そんな印象のレコード。和気藹々とした演奏は、まるで小春日和のような和やかさに満ちています。「Autumn Leaves 枯葉」は隠れた超名演。
音質もメジャー・レーベルと比べて遜色はありません。