マイケル・ブレッカーの代表作
超オススメ! マイケル・ブレッカーを聴くなら、まずこの1枚から。

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Arista/BMG
Recorded at Jan 1975
1 Some Skunk Funk 5:52
2 Sponge 4:06
3 A Creature of Many Faces 7:43
4 Twilight 5:45
5 Sneakin' up Behide You 4:55
6 Rocks 4:40
7 Levitate 4:33
8 Oh My Stars 3:16
9 D.B.B. 4:46
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ランディ(トランペット)とマイケル(テナー・サックス)の兄弟バンド「ブレッカー・ブラザース」のデビュー・アルバム。ニューヨークのミュージック・シーンで活躍していた腕自慢の二人が、そろそろ自分たち名義のレコーディングで、好きなものをやらせて貰うぜ、みたいな感じで作ったんでしょうか。エネルギー迸るR&B、ファンキー・ミュージックの洪水。全曲彼らのオリジナルで、ゲストにデヴィッド・サンボーンも参加。「カッコイイ」の一言で説明が済むタイプの音楽。
良くも悪くも、これが1975年当時の最先端サウンドで、レコードは大ヒットしました。スタジオ・ミュージシャンという職業が、俄然注目されるようになったのもこの頃からで、彼らの功績が大きいでしょう。
マイケル・ブレッカーのベストセラー・ディスク
マイケル・ブレッカー プロフィール
マイケル・ブレッカーは、1949年3月29日ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれ。
現代的で磨き抜かれた鋭いサウンドが特徴で、ハービー・ハンコック、チック・コリア、パット・メセニー、チャーリー・ヘイデンなどのアルバムに、フィーチャード・ソロイストとして数多く参加。抜群のテクニックを持ったスタジオ・ミュージシャンとして、ジャンルにこだわることなく、ポール・サイモン、アート・ガーファンクル、ジェームス・テイラーなどの著名ミュージシャンと数多くのレコードを制作。特に日本での人気は高く、1970年代から40回以上の来日公演を行っており、来日の際には野口五郎、SMAP、吉田美和など日本人ミュージシャンのアルバムにも参加している。
1975年にトランペット奏者の兄・ランディ・ブレッカーと「ブレッカー・ブラザーズ」を、1979年にエディ・ゴメス、マイク・マイニエリ、スティーヴ・ガッドらと「ステップス・アヘッド」を結成。フュージョン・ブームの一画を築き、グラミー賞を11回受賞。
1990年代にはマッコイ・タイナーやエルヴィン・ジョーンズと共演、ストレート・アヘッドなジャズを演奏し、ただのフュージョン吹きでないことを実証。辛口の評論家やベテラン・リスナーを唸らせた。
2005年、骨髄異型性症候群を患っていることを公表し、予定されていたコンサートツアーを全てキャンセル、闘病生活に入る。一時は回復に向かいハービー・ハンコックのステージに飛び入り参加もしたが、2007年1月13日、白血病のため死去。享年57歳。