soe006 「ジュディ・ガーランド物語」

この日記のようなものは、すべてフィクションです。
登場する人物、団体、裏の組織等はすべて架空のものです。ご了承ください。

ジュディ・ガーランド物語

July 30, 2003

ゴールデンウィークにBS-2で放送された際に録画していた、テレビドラマ『ジュディ・ガーランド物語』(前後編)を観る。
この手のドラマは伝説となっている人物を美化して、単なる懐古趣味に陥っているものもあるけど、知られざるエピソードなど紹介されたりもするので、なるべく観るようにしている。

今回は、ジュディ役をジュディ・デイヴィスが演じていることからもある程度は察していたが、薬物に人生を潰された少女(年齢を重ねても、いつまでも少女)の凄絶なドラマになっていた。
『スター誕生』でアカデミー賞にノミネートされたジュディが、他の候補者を口汚く罵るところなど、けっこう赤裸々に描かれている。
原作はジュディの次女ローナ・ラフト(ライザ・ミネリの異父妹)。
残念なことにジュディ・デイビスは、まったくジュディ・ガーランドに見えない。メイクさんは頑張っているけど、歪んだ口元はどうしようもない。違和感が先にきて、どうも馴染めない。クスリでボロボロになっていく過程になって、ようやく本領発揮。
少女時代を演じたタミー・ブランチャードは、かなり演技を研究したに違いない。唄っているときの表情など(歌声はすべてジュディ本人によるものだから口パク)、本人そっくりに見える瞬間がある。
『タイタニック』のヴィクター・ガーバーはここでも儲け役だった。

導入部が弱く、全体を俯瞰すればさほどヤマ場のないストーリーなのだが、最後まで飽きずに、3時間イッキに観ることができた。ジュディ・ガーランドの実際にあった奇行の数々が、興味を繋いでいるからだろう。
もっと突っ込んだ内容にもなるのだろうが、テレビなので微妙なところ。この程度でも嫌悪感を抱く家庭があるかも知れない。
多分ケーブルネット用に制作された番組だと思うが、これがテレビドラマの限界なのかも。

soe006 ジャズと映画と娯楽小説/アーカイブ

Copyright 2022 soe006.com All Rights Reserved.