soe006 「ロミオとジュリエット」1968年版

「ロミオとジュリエット」1968年版

September 30, 2003

1968年のフランコ・ゼフレッリ版。
人物もキャメラも縦横無尽に動くこと動くこと。美術や衣装は古典の風格を備えていながら、まるでアクション映画のようにダイナミックな演出。この躍動感が最大のポイントで、原作が舞台劇だってことを完全に忘れさせます。この作品以降、シェイクスピアの映画化は完全に変わりましたね。まさにエポックメイキングな映画であります。
アクション場面とラブシーンを交互にテンポ良く配置して、2時間20分の長丁場を退屈させません。これぞ娯楽の王道であります。

バルコニーの場面、目まぐるしく変化するジュリエットの表情を的確に演じるオリビア・ハッセーに、改めて巧い女優さんだなぁとしきりに感心。なんてったって当時14歳ですからね。これを天才と呼ばずしてなんと呼ぶ、ってな期待もありました……この後、『サマータイムキラー』とか『暗闇にベルが鳴る』とか、ろくな映画に出ていません。
それにこの人、外見は純情可憐な少女なのに、オバサンみたいに、喉がいがらっぽいんですね。声だけ聞いていると、乳母役のパット・ヘイウッドと区別つきませんよ。

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