soe006 スティーヴン・ハンター「極大射程」 映画化!

「極大射程」 映画化!

December 25, 2006

ついにスティーヴン・ハンターのボブ・リー・スワガー・シリーズ第1弾、『極大射程』が映画化されました!
邦訳出版時は、キアヌ・リーヴス主演ということで話題になっていましたが、結局、『ディパーテッド』で今年絶対注目の、元服役囚にしてラップ・バンド「マーキー・マーク&ザ・ファンキー・バンチ」のマーク・ウォールバーグがボブ・スワガーを演じます。
監督は『リプレイスメント・キラー』のアントワーン・フークア。

予告篇
http://www.shootermovie.com/

うーん、ベストセラー小説の映画化ではいつも感じることながら……

違うぞ!

違和感ありまくり。
ウォールバーグでは線が細いし、なにより肝心のライフルが、プレ64のウィンチェスターじゃなくて、現代の大口径アンチマテリアルライフル(対物狙撃銃)になってるじゃないのさ。
これだと原作にあったXXXXはXXXXってことで、ボブの父親へと繋がる銃器についての様々なバックストーリーがスポイルされちまうんじゃないの?(いちおうミステリーなんで、肝心なところは伏せ字です)
ただのアクション映画に終わってしまいそうな、寒さを感じますです。
大ヒットしても、続編以降は設定が変更になるんだろうなあ。
もったいないなあ。

未読の方は、映画の前に原作小説を読まれていたほうが良いかも知れません。
超1級の徹夜本です。
(第1期シリーズは4作あるので、2週間くらい睡眠不足が続くと思いますが)

予告篇にチラっと映っていた老人は(ボブを影でサポートする、どんでん返しの老弁護士?)、ネッド・ビーテイですか!
うわぉー、お久しぶりです。
もともと舞台の役者さんだったから映画出演はそんなに多くないみたいだけど、70年代には頻繁に出演してたんですよね。
『ロイ・ビーン』、『脱出』、『おかしなおかしな大泥棒』、『大統領の陰謀』、『ネットワーク』、『弾丸特急ジェット・バス』、『大陸横断超特急』、『エクソシスト2』、『原子力潜水艦浮上せず』、『スーパーマン』、『1941』……
映画の内容は忘れても、この役者さんのキャラだけはよく覚えてます。

20年くらい前までは、ロッド・スタイガー、チャールズ・ダーニング、あとブライアン・デネヒーとか、味のあるデブ役者がたくさんいらっしゃいました。
映画を面白くするのは、デブですよ、ほんとに。
近年のデブ注目株は、『バートン・フィンク』のジョン・グッドマンかな。この人のベーブ・ルース(『 夢を生きた男 ザ・ベーブ』)は素晴らしかったですね。
『バード』のホレスト・ウィッテカーも良い役者さんです。最近は監督業にシフトしそうな感じですけど、ニューヨーク批評家協会主演男優賞も受賞したことだし、役者の仕事も続けてもらいたいです。
残念だったのは、早死にしちゃったジョン・キャンディ。『スプラッシュ』のアマチュア・ポルノ作家とか、『大災難P.T.A.』とか実に良かったのに。

ジャック・ニコルソンだって、もう少し頑張っていればデブの仲間入りできたのに。惜しい!
『女と男の名誉』や『イーストウィックの魔女たち』の頃がピークだったのかな。
あのまま肥り続けていれば良かったのに。
まあ、高齢者に肥れっていうのは、早く死んじまえって言ってるようで気が引けるんですが。
でも、どちらかと言えばデブですよね。決してヤセではない。

これからに期待したい役者さんは、ジョン・トラボルタ、シルベスター・スタローン、ブルース・ウィリスあたり。
肥れば味が出て、一皮むけたキャラに化けると思うのですが。
ハリソン・フォードも肥満体質ですが、演技がヘタだから、この人にはあまり期待できない。『極大射程』のボブ・スワガー役がこの人じゃなくて本当によかったですよ。
(原作では)父親が硫黄島で戦い、ボブ・リーはベトナム戦に従軍している世代ですから。年齢的にはハリソンくらいの、中年から初老の人がいいんですけどね。

不安要素の多い今回の『極大射程』映画化ですが、ネッド・ビーティ目当てに絶対観たいですね。

デブ役者に光りあれ!

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