テッド・カーソン プロフィール
1935年6月3日ペンシルバニア州フィラデルフィア生まれ。ハイスクール時代にトランペットを始め、グラノフ音楽学院にて作曲や楽理を学び、学生バンドを組んでボビー・ティモンズ(ピアノ)やジミー・ギャリソン(ベース)らと演奏していた。
1956年にニューヨークに移り、トランペットのレッスンを受けながら、マル・ウォルドロンやデューク・ジョーダンのコンボで演奏。
1959年にセシル・テイラーのコンボに、続いて60年からはチャールス・ミンガスのグループに参加。ポスト・バップ時代の旗手として、イッキに注目を集める。ミンガス・グループを出たあとも、エリック・ドルフィー、マックス・ローチ、ビル・バロン(テナーサックス)らとの交流により進歩的な演奏をするようになった。
1965年にバロンと渡欧していらい、しばしばヨーロッパのジャズ祭に出演するようになり、欧州のマイナー・レーベルに録音も多い。
72年に帰米してからは、後進の育成にも力を入れ、現在もニューヨークで演奏活動を続けているらしい。
『ミンガス・プレゼンツ・ミンガス』(Candid / 60年)、ビル・バロンとの双頭コンボで録音した『ドルフィーに捧げる涙』(Freedom / 62年)、ブッカー・アーヴィンとの『URGE』(Fontana / 66年)が人気盤。パリ録音の『ポップ・ワイン』(Futura / 71年)もいい。