さよなら交通博物館&伊福部昭
March 23, 2006
特報です。
陸・海・空の交通機関に関する資料を収集・保管・展示公開、交通知識の普及と交通文化の振興に努めていた、神田・万世橋の「交通博物館」が5月14日(日)で閉館となります。
(2007年10月14日・鉄道の日に、さいたま市にて「鉄道博物館」としてリニューアル・オープン予定)
でね……博物館最終イベントの一環として、
「さよなら交通博物館・交博シネマ倶楽部 アンコール上映」ってのを、やるんですよ!
昭和初期に作られたサイレント作品「亜庭丸と壱岐丸」から、栄光の60年代、高度成長期を大胆に加速させた作品(交通手段)たちを、一挙上映してしまおうというもの。
これ、なにが凄いって、音楽。
特に注目していただきたいのは、
4月29日(土)、30日(日)、5月3日(祝)、13:00から上映される、
「つばめを動かす人たち」(23分 モノクロ作品)
音楽担当は、伊福部昭であります!
平成「メカゴジラのテーマ」として若い方にも大人気。それ以前にも「十三人の刺客」で、最終決戦前の準備場面のバックに流れていましたが、あの迫力たっぷり重厚サウンドの原メロディが、この「つばめを動かす人たち」で聴くことができるのです!
上映作品の中には、このほかにも著名な作曲家が参加した作品が沢山ありそうなんですが、残念ながら文化映画のデータは、製作当時発行されたキネマ旬報くらいにしか残っておらず、確認できません。この機会に是非、現物でご確認ください。
博物館閉館しちゃうし、これがご覧いただく最期のチャンスかも。
秋葉原つながりの話題をもう一つ。
そこまでやるか!献血アップへあの手この手
(Yahooニュース)
なにぃ! 秋葉原じゃ献血すると、
「ご主人様、お帰りなさいませ」。深緑色のワンピースに白いエプロン姿のメーードさんが、献血を終えた人の手のひらを約10分間、もみほぐしてくれるんですとぉーー!
うひょーーーーーーっ!
交通博物館で、技術者たちのチャレンジ精神、そのたゆまざる努力と献身に感銘を受けたあとは……高度経済成長のなれの果ての姿を、お楽しみください。