soe006 サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番

サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲 第3番 ロ短調

September 2, 2007

ヴァイオリン協奏曲の名曲というと、ベートーヴェン、メンデルスゾーン、ブラームス、チャイコフスキーが四天王クラスで、録音盤も膨大な数になります。でもやっぱり、日本での一番人気はヴィヴァルディの協奏曲集「四季」でしょうね。
以上5曲で、CDショップのヴァイオリン協奏曲の棚は、7割近く埋まっています。

その他のVN協奏曲の人気曲というと……
J.S.バッハ(第1番と第2番)、モーツァルト(第3番〜第5番)、ヴァイオリンの鬼神といわれたパガニーニの第1番、ヴュータンの第4番と第5番、ヴィエニャフスキの第2番、ラロのスペイン交響曲(VN協奏曲第2番)、サン=サーンスの第3番、ブルッフの第1番、ドヴォルザーク、グラズノフ、シベリウス、バルトークの第2番、シマノフスキの第2番、プロコフィエフの第1番、ハチャトゥリアン……こんなところかな?
書き出してみると意外に少ないですね。
「のだめカンタービレ」でにわかクラシック愛好家に成りすました身としては、これくらい聴いておけば充分でしょう。

さて、サン=サーンスですが……
サン=サーンスのヴァイオリン協奏曲というと、有無を言わさず第3番が出てきます。「並」と注文すると、あとは黙っていても牛丼の並盛りが出てくる吉野屋みたいに、当然の如く第3番。
サン=サーンスは生涯3曲のヴァイオリン・コンチェルトを書いていますが、第3番だけがずば抜けて優れた作品なのでしょうか?

他のVN協奏曲も聴いてみたくなったので、EMIから出ている5枚組ボックスセットを購入しました。

サン=サーンス:Pf協奏曲&Vn協奏曲全集
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サン=サーンス:Pf協奏曲&Vn協奏曲全集

アルド・チッコリーニ (ピアノ)
ウルフ・ヘルシャー (ヴァイオリン)
ポール・トルトゥリエ (チェロ)
セルジュ・ボド指揮 パリ管弦楽団
ジョルジュ・プレートル指揮 パリ音楽院管弦楽団
ピエール・デルヴォー指揮
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
パリ器楽グループ、他

EMI (5枚組ボックス)輸入盤
1965〜1977年 ステレオ録音

この5枚組には、サン=サーンスのVN協奏曲が全部(第1番〜第3番)入っていて、ピアノ協奏曲も第1番から第5番まで全曲、他にチェロ協奏曲(これは2曲あるVC協奏曲のうち第1番だけ)なども収録されています。
VN協奏曲はすべて、ウルフ・ヘルシャー(ヴァイオリン)&ピエール・デルヴォー指揮ニュー・フィルハーモニア管弦楽団による演奏。

ヴァイオリン協奏曲第1番イ長調(op.20)は、超絶技巧派のヴァイオリニスト、パブロ・デ・サラサーテの依頼により、1859年に作曲されました。
これは、プロコフィエフの「古典交響曲」(第1番)と同様の、古典様式を作曲当時の演奏技法で再現した楽曲ですね。ヴァイオリン独奏はサラサーテに献呈しているだけあって19世紀後半のテクニックで書かれていますが、オケの響きはハイドンやモーツァルトの時代を感じさせます。第1楽章の冒頭、いきなりの全合奏で勢いよく始まるところから、古典派っぽいサウンド。第1楽章〜第3楽章が切れ目無しに演奏され、演奏時間は約11分40秒。
サン=サーンスの古典様式重視の傾向は、この協奏曲第1番だけに限らず、交響曲などの他の作品でも強く感じられます。キッチリした枠を設けて、その中に独創的なアイディアを張り巡らせるのが好きだったのかな? ヴァイオリン独奏は、やっぱりサン=サーンスで、よく歌ってます。第1楽章の第2主題(第3楽章冒頭で再現されるメロディ)なんか、まるで演歌の花道。こっそり歌詞をつけて、妙齢の女性歌手に唄わせたらヒットするかも。

ヴァイオリン協奏曲第2番ハ長調(op.58)は、1879年に作曲され、ベルギーのヴァイオリニスト、マルティン・マルシックに献呈されています。
こちらは第1番よりもぐっとスケールがでかくなって、演奏時間も約28分20秒と長くなっています。第1楽章はアンダンテ・モデラート・マエストーソ(歩くような中庸の速度で、荘厳に)。堂々としてます。
第2楽章はハープの伴奏から始まる、すすり泣きのアンダンテ・テンポプリモ。晩秋のモンマルトルの丘で、人目を忍び逢いびきする中年の男と女。哀愁のヨーロッパ映画音楽の世界。中盤ググッと盛り上がるところなんか、目の前にシーンが浮かび上がってきます。(いま書いていてパッと閃いたんだけど、フランシス・レイって、サン=サーンスの正統な後継者じゃないのか?)
第2楽章から切れ目なく続く第3楽章、アレグロ・スケルツァンド・クアジ・アグレット。快速に、陽気に、諧謔的に、あたかもアレグレット(ややアレグロっぽく)のように……って、それはどんなテンポやねん!
恋する中年男女に春が訪れ、ハッピーエンドでFinの字幕。
もう恋愛映画の印象でしか、この曲は聴けません。

第1番はさておき、第2番は他の演奏で聴き比べしたいですね。
録音盤は、ほとんどないけど。

それでは前回予告しておいた、第3番の聴き比べです。

ヴァイオリン協奏曲第3番ロ短調(op.61)は、1880年に作曲され、パブロ・デ・サラサーテに献呈されています。
初演は1881年1月2日、独奏者はサラサーテ。
3楽章からなる協奏曲で、演奏時間は約28分。
楽器編成は、独奏ヴァイオリン、フルート2(1人はピッコロ持ち替え)、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン2、トランペット2、トロンボーン3、ティンパニ、弦5部。

第1楽章 ロ短調 2分の2拍子。アレグロ・ノン・トロッポ(快速に、陽気に、しかしあまり派手でなく)。変則的なソナタ形式。
ピアニッシモでティンパニと弦楽器のトレモロの序奏があって、独奏ヴァイオリンのドラマチックな第1主題が登場。この第1主題は幾つかの部分に分解されて、楽章の随所に展開される動機となります。
テクニカルな経過部を経てロマンチックな第2主題。
展開部では第1主題が荒っぽく演奏され、管弦楽とともに大きな山場をつくり、やがて抒情的な動機があって第2主題が再現されます。
いきなり盛り上がって、第1主題の再現部から、独奏の激しいパッセージでコーダに突入。
解説書風に書くとこんな感じ?
第1楽章の演奏時間は、だいたい9分前後ですが、いろいろ出てきて飽きません。第1主題を基にした動機が随所に現れ、全体を統一しています。このやり方は後年の循環形式へと発展(……ということでいいの?)。

第2楽章 変ロ長調 8分の6拍子。アンダンティーノ・クアジ・アレグレット。ソナタ形式。
純白の雲の絨毯をふわふわ歩くような、まさに天国の音楽。私はこの楽章でサン=サーンスにぞっこん惚れました。全身が幸福感に包まれ、甘美の極み。
特にコーダ部の、フラジョレット(弦の押さえ方に変化をつけてフルートのような音色を出す)で奏でられるアルペジオが素晴らしい。2オクターブ下で重なるクラリネットとの絶妙な効果!
世にヴァイオリン協奏曲は山ほどあれど(実際に書き並べてみたらそんなになかったけど)、私はサン=サーンスが一番。
メン、チャイ、ベト、ブラよりも、私はぜったいサン=サーンスです。

第3楽章 基本的にロ短調 ソナタ的な要素をもったロンド形式で、4分の4拍子と2分の2拍子の入り乱れ。テンポもモルト・モデラート・エ・マエストーソとアレグロ・ノン・トロッポの組み合わせ。ぶっちゃけ自由な調性関係で作られているけど、序奏(ロンド主題になるのかな?)がソナタ形式の主題のような役割で何度か再現されているので、楽章全体が統一されているって感じです。
稀代のメロディメーカー、サン=サーンスの魅力的な旋律の洪水に溺れてください。いきなり盛り上がってコーダになったとき、これで終わりか? もっと聞かせろーって、叫びたくなりました。

最初に買ったディスクはこちら。
パノラマ・シリーズに収録されていた「ハバネラ」と「序奏とロンド・カプリチオーソ」が素晴らしかったので、まずはイツァーク・パールマン。

ラロ&サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲
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ラロ&サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲

イツァーク・パールマン(ヴァイオリン独奏)
ダニエル・バレンボイム指揮 パリ管弦楽団

1. ラロ:スペイン交響曲
2. サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番
1982年 デジタル録音 (Deutsche Grammophon)

テクニック、音色、ともに100点満点のパールマン。第2楽章は、この奏者の無色透明な個性がベストマッチした名演。息をするのを忘れてしまいそうなほど美しい。
バレンボイム指揮のパリ管弦楽団も良好で、サン=サーンスのVN協奏曲第3番を聴くなら、まず最初に手にとって欲しい銘盤。絶対に裏切られない(と思う)。

パールマン&バレンボイム盤があまりにも完璧だったので、他はもういらない……と、いつもなら打ち止めにして別の楽曲のディスクに手を伸ばすところですが、そういかないのがサン=サーンス・マジック。
むかしLPで持っていたチョン・キョンファのシベリウス(チャイコフスキーとカップリングされたデッカ盤)を愛聴していたので、今度はキョンファで聴いてみようかなと。
同時収録されているヴュータンの協奏曲は1枚も持っていなかったし、税込み1000円の廉価盤なら文句なし。速攻ゲット!

サン=サーンス&ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲
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サン=サーンス&ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲

チョン・キョンファ(ヴァイオリン)
ローレンス・フォスター指揮 ロンドン交響楽団

1. サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番 ロ短調
  1975年5月 ステレオ録音
2. ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲第5番 イ短調
  1974年10月 ステレオ録音
Decca

チョンファは情熱の人ですね。チャイコフスキーとシベリウスのVN協奏曲(プレヴィン指揮ロンドン交響楽団)でも、そのひたむきさに、言葉では表せない何かに突かれ、胸のなかがビリビリ震えました。決して神経質な響きではないのですが、楽譜というデジタルな記号が、人間の肉体を通すとこれほどまでに感情的になるものかって……一歩間違えると不快になりそうな、そのギリギリ手前のところで踏ん張ってるような、生理的な部分に触れてくる演奏家なんですね、(若いころの)キョンファは。
第1楽章の最初の一音から、キョンファの意志が伝わってきます。肉食動物が獲物に挑みかかるときのような、ギラギラした音です。ゆったりしたテンポになっても、緊張の糸がピリピリ張りつめています。
第2楽章は、雲の上を漂うように歩くのではなくて、地に腰をおろし美しい夕焼けを眺めているって感じですかね。天国的な至福は稀薄で、幽玄忘我の境地へとは誘ってくれないけど、生命のエネルギーを感じさせる音色。
このアクの強さはパールマンにはなかったもので、緩急の起伏の激しい第3楽章では、大興奮させられるのであります。全楽章聴き終わったあとの爽快な脱力感は、(次に紹介するグリュミオー盤を含めた)3枚のなかではダントツ。
指揮のローレンス・フォスターは、ズービン・メータのロス・フィル時代のアシスタントを務めていたそうで、なるほど、そう言われれば師匠に似たメリハリのある演奏をしています。

ラロ&サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲
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ラロ&サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲

チョン・キョンファ(ヴァイオリン)
シャルル・デュトワ指揮モントリオール交響楽団 (1,2)
ローレンス・フォスター指揮ロンドン交響楽団 (3)

1. ラロ:スペイン交響曲
2. サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調
  1980年 デジタル録音
3. サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番 ロ短調
  1975年5月 ステレオ録音

Decca

こちらはデュトワ指揮モントリオール交響楽団と共演した、ラロの「スペイン交響曲」とのカップリング盤。珍しいことに、録音の少ないサン=サーンスの第1番を演奏しています。
注:第3番は、上記1000円廉価盤と同一の録音です。

最後に、
グリュミオー&ロザンタール指揮コンセール・ラムルー管弦楽団。
名盤ガイド書などでも、超個性的な評論家でない限り、みなさん、だいたいこの3枚を推薦していますね。
嬉しいことに、現在3枚とも国内盤が1000円でリリースされています。レーベルはグラモフォン、デッカ、フィリップスと異なれど、国内販売はすべてユニヴァーサル。1000円以上の国内盤は買わない主義の私にあわせてもらっているようで、ありがたいことです。

ラロ&サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲
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ラロ&サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲

アルテュール・グリュミオー(ヴァイオリン)
マニュエル・ロザンタール指揮
コンセール・ラムルー管弦楽団

1. ラロ:スペイン交響曲ニ短調
2. サン=サーンス:ヴァイオリン協奏曲第3番ロ短調
3. サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ

1963年4月 ステレオ録音 Philips

アルテュール・グリュミオーは、1921年生まれ。フランコ=ベルギー楽派を継承する、20世紀屈指の名ヴァイオリニスト。
サン=サーンスの第3番はこの人が最も得意としていた楽曲で、キョンファのあとに聴くと、悠然としたゆとりと自信が感じられます。艶やかな音色で優雅に奏でられる第2楽章は、無色透明なパールマンになかった、ふくよかな暖かさがあり、コーダ部のフラジョレットはダンディな紳士が吹く口笛のように聞こえます。洗練された大人の魅力であります。

以上、名盤と定評のある3枚をまとめると……
美音のパールマン、情熱のキョンファ、味わいのグリュミオー、それぞれの独奏者の特徴が活かされており、名盤の名に偽りなしの名演奏。充分堪能できました。
しかも3枚で税込み3000円。安い買い物でした。

サン=サーンスには、2曲のチェロ協奏曲がありますが、1902年(67歳のとき)に作曲した第2番ニ短調(op.119)は現在はほとんど演奏されてなくて、彼のチェロ協奏曲というと自然に第1番イ短調(op.33)を指すそうです。

チェロ協奏曲第1番イ短調(op.33)は、1872〜1973年に作曲され、1873年1月18日にパリ音楽院で初演されています。独奏者は同音楽院でチェロ教授を務めていたオーギュスト・トルベック。
全1楽章の協奏曲ですが、3つの部分から構成され、通常の3楽章形式のコンチェルトのように捉えることもできますが……3つのパートは切れ目なく演奏され、第3部は第1部の再現になっているため、全体がひとつのソナタ形式のような構造となっています。
楽器構成は、独奏チェロ、フルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン2、トランペット2、ティンパニ、弦5部。
演奏時間は約18分。

第1部、全強奏の和音に続いて衝撃的な独奏チェロが現れる冒頭部分は、「のだめカンタービレ」でクラシック・ファンになった方にはお馴染み、多賀谷彩子のテーマ。のだめがラフマニノフを弾きたいと懇願しているのを寝室から覗き見る場面や、カラオケ屋のトイレでのだめと彩子が出くわす場面に使われていました。
第2部は、古典派っぽい、チャーミングで軽快なスケルツォ。
第3部は、第1部の第1主題を展開させたあと、チェロ独奏で、如何にもサン=サーンスらしい歌謡曲メロディが抒情的に奏でられ、やがて急速に音型を変えながら最強奏のクライマックスへとなだれ込む。いったん独白的なチェロ独奏で落ち着き、ふたたび急速テンポとなって躍動的に盛り上がり、お決まりのカデンツァ(無伴奏のチェロ独奏)もなく、あっさりフィナーレ。
サン=サーンスの他の協奏曲と比較しても、また他の作曲家によるチェロ協奏曲と比較しても、コンパクトにまとまった小曲って感じです。第一級の傑作ではないですね。

それでもチェロ独奏者のための楽曲って、チェロ弾き人口に比して少ないですから、チェリストの定番メニューになっていて、録音盤は割と多いようです。
名盤としてガイド書によく採りあげられているのは、ヨーヨー・マ&マゼール指揮フランス国立管弦楽団(1980年/Sony)、ロストロポーヴィッチ&ジュリーニ指揮ロンドン交響楽団(1977年/EMI)、カトリーヌ・デュ・プレ&バレンボイム指揮ニュー・フィルハーモニア(1968年/EMI)、フルニエ&マルティノン指揮コンセール・ラムルー(1960年/DG)あたり。
最初に紹介したEMIの5枚組ボックスセットには、ポール・トルトゥリエ(チェロ独奏)&ルイ・フレモー指揮バーミンガム市交響楽団による演奏(1974年録音)が収録されていました。
VN協奏曲第3番ほど惚れ込こんだ楽曲ではありませんが、DGから1000円盤が出ていたので、もう1枚買ってみました。ハインリヒ・シフ(チェロ独奏)&チャールズ・マッケラス指揮ニュー・フィルハーモニア管弦楽団による1976年5月の演奏。
シフはこの録音がレコード・デビューだったそうです。

ラロ&サン=サーンス:チェロ協奏曲
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ラロ&サン=サーンス:チェロ協奏曲

ハインリヒ・シフ(チェロ)
チャールズ・マッケラス指揮
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団

1. サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番 イ短調
2. フォーレ:エレジー
3. ラロ:チェロ協奏曲 ニ短調

1976年 ステレオ録音 Deutsche Grammophon

トルトゥリエの方が音色に深みと暖かみがありますね。
シフのチェロはまるでヴァイオリンのようにシャープで鋭角なイメージ。音色は透明で美しいですけど。

ところで……
今回、サン=サーンスのヴァイオリン協奏曲第3番の聴き比べをやって知ったのは……サン=サーンスはラロと仲が良かった……かどうか分かりませんが、サン=サーンスの第3番はラロの「スペイン交響曲」とカップリングされたCDが多い。シフのチェロ協奏曲も、ラロとのカップリングでしたし。
どうせ同時代に活躍していたフランスの作曲家ってことで、安易に組み合わせてるんだろうな……なんて邪知しつつ、(サン=サーンスのついでに)聴いてみたのですが……これがもう、サン=サーンス以上にめろめろな、歌謡曲的メロディの宝箱でありました!

そこで、次回はサン=サーンスはひと休みして、エドゥアール・ラロの「スペイン交響曲」について書きます。

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