舞台恐怖症|映画スクラップブック


2021/01/18

舞台恐怖症

舞台恐怖症|soe006 映画スクラップブック
AmazonAssociate_舞台恐怖症

STAGE FRIGHT
1950年(日本未公開)
アルフレッド・ヒッチコック マレーネ・ディートリッヒ ジェーン・ワイマン リチャード・トッド マイケル・ワイルディング アラステア・シム ケイ・ウォルシュ パトリシア・ヒッチコック アンドレ・モレル

日本未公開(製作は1950年)だったので、あまり期待していなかったのだが、なかなか面白い素人探偵もの。舞台はロンドン。

貫禄の美貌を誇るディートリッヒと並ぶと、ヒロイン(ジェーン・ワイマン)は地味で見劣りがする。お茶目さが足りてないのか。幼いゆえの無鉄砲と危うさが、もう少し欲しかった。

ジェーン・ワイマン

ディートリッヒは、この映画でも「バラ色の人生」他を歌う。
ヒッチはワイマンよりディートリッヒを美しく(ディートリッヒらしく)撮ることに一生懸命だったのだろう。

マレーネ・ディートリッヒ

刑事(マイケル・ワイルディング)と容疑者(リチャード・トッド)に、もう少し個性が欲しい。リチャード・トッドはアンソニー・パーキンス成分が不足してる。

二人の若い男性とは対象的に、父親役のアラステア・シムがいい。一人娘の父親役としては「昼下りの情事」のモーリス・シェバリエと並ぶ好演。今年の助演男優賞候補。

アラステア・シム

65

ツイートする facebookにシェア LINEで送る

映画採点基準

80点 オールタイムベストテン候補(2本)
75点 年間ベストワン候補(18本)
70点 年間ベストテン候補(83本)
65点 上出来・個人的嗜好(78本)
60点 水準作(77本)
55点以下 このサイトでは扱いません

個人の備忘録としての感想メモ&採点
オススメ度ではありません