毒薬と老嬢|映画スクラップブック


2021/04/14

毒薬と老嬢

毒薬と老嬢|soe006 映画スクラップブック
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ARSENIC AND OLD LACE
1944年(日本公開:1948年09月)
フランク・キャプラ ケイリー・グラント プリシラ・レイン ジョセフィン・ハル ジーン・アディア レイモンド・マッセイ ピーター・ローレ ジェームズ・グリーソン ジャック・カーソン

人情抜き、社会倫理抜き、フランク・キャプラのドタバタ爆笑篇。
原作はジョセフ・ケッセルリングの舞台劇。
コメディを得意としたキャプラの作品中、これが一番笑いが多い。

「我が家の楽園」と同じく変人奇人のオンパレード。
登場人物がやたら多い点が共通。

ギャグの発想も似ている。「我が家の楽園」では地下室の爆発で壁掛けが落ちたが、本作では2階のドアが閉まるたびに時計の針が緩み時報の鐘がなる。

「フィラデルフィア物語」では木偶の坊だったケイリー・グラントも、ここでは水を得た魚のように、縦横無尽の大活躍、変顔(寄り目)も連発。

いつもの3倍はあるだろうキスシーン。
相手はファニーフェイスのプリシラ・レイン。

毒薬と老嬢

結婚したばかりではあるのだけれど、顔合わせる度にキスしてる。

結婚反対論者だったグラントが、婚姻届を出しに彼女と役所を訪れている場面から始まる。いきあたりばったりで勢いよく話を転がしていくのがスクリューボールの特徴。結婚嫌いの設定はその場限りで、あとあとのストーリーに絡まない。

ボリス・カーロフそっくりにメイクされたレイモンド・マッセイとピーター・ローレの起用が成功。怪奇映画、サスペンス映画風に撮影された場面に(パロディで笑わせているわけではないのだが)大爆笑。

毒薬と老嬢

ジョセフィン・ハルとジーン・アディアの老姉妹が可愛い。
ジョン・アレキサンダーのルーズベルト大統領はちょっとしつこい。

ワーナー・ブラザースなので音楽はマックス・スタイナー。ミッキーマウジングでべったり劇伴を付けている。葬送行進曲と結婚行進曲(ワグナー)はよく似てる。

ファーストシーンが野球場の大乱闘。よく分からない。時事ネタだったのだろうか?

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