ストーリー・オブ・ラブ|映画スクラップブック


2022/02/16

ストーリー・オブ・ラブ

ストーリー・オブ・ラブ|soe006 映画スクラップブック
AmazonAssociate_ストーリー・オブ・ラブ

THE STORY OF US
1999年(日本公開:2000年02月)
ロブ・ライナー ブルース・ウィリス ミシェル・ファイファー リタ・ウィルソン ジュリー・ハガティ ポール・ライザー ティム・マシスン コリーン・レニソン ジェイク・サンドヴィグ レッド・バトンズ アルバート・ヘイグ ヴィクター・レイダー=ウェクスラー

お互いの不満が蓄積している結婚15年目の中年夫婦(ミシェル・ファイファーとブルース・ウィリス)は、子供たちがサマーキャンプに行ってるあいだ別居することに決定。たまに会っても同じ口論を蒸し返してばかりで離婚を考えるが、これまでの結婚生活を思い出し和解する。

どこにでもいる夫婦のよくある話。夫婦喧嘩は犬も食わない。

ストーリー・オブ・ラブ

作者の実体験をベースにロブ・ライナーが「恋人たちの予感」の後日談として企画。

登場人物たちがカメラに向かって語るのは「恋人たちの予感」からのロブ・ライナーの手法だが(ウディ・アレン「アニー・ホール」の真似でもあるし)無くてもよかったように思う。別れましょう、いやだ別れないの繰り返しで展開が膠着しているからすぐに飽きる。変化をつけようとして入れたベネチア・ロケもこれといってストーリーを動かさない。

ラストはミシェル・ファイファーの一人勝ち。女の涙は最終兵器。恋愛のピッチでゴールを決めるのはいつも女性のほうだ。

カフェでの猥談は露悪趣味で見苦しい。原題「THE STORY OF US」というのも下品だ。エリック・クラプトンの主題歌も歌詞がベタで陳腐の極み。
アラン・ツァイベルとジェシー・ネルソンの共同脚本。作り物のセリフが浮きまくり。
ダメ脚本の見本。

ストーリー・オブ・ラブ

レストランで怒りをぶちまけるブルース・ウィリスは、絶対にジャック・ニコルソンを意識して表情を作ってる。

55

ツイートする facebookにシェア LINEで送る

映画採点基準

80点 オールタイムベストテン候補(2本)
75点 年間ベストワン候補(18本)
70点 年間ベストテン候補(83本)
65点 上出来・個人的嗜好(78本)
60点 水準作(77本)
55点以下 このサイトでは扱いません

個人の備忘録としての感想メモ&採点
オススメ度ではありません