第二次世界大戦中の1942年に製作されたケイリー・グラント&ジンジャー・ロジャース主演のロマンチック・コメディ。
ナチの工作員との疑いがあるオーストリアの男爵(ウォルター・スレザック)と結婚したショーガール出身のアメリカ女(ジンジャー・ロジャース)。花嫁衣装の仮縫いと偽称して彼女と会い取材するラジオ局の通信員(ケイリー・グラント)。
花嫁衣装の仮縫いと偽称してジンジャーに接触、一目惚れするあたりまではよくあるスクリューボール・コメディだが、ジンジャーがメイドのユダヤ人母子を国外に逃がすあたりから、反ナチ・キャンペーンのプロバガンダ臭が濃くなり、スパイ映画のサスペンスもあり、映画としてはどっちつかずの展開。
ドイツで生まれ、少年の頃アメリカに移住し市民になった。成長し、ハイデルベルクで教育を受けたので、ドイツ側は私をスパイに選んだ。アメリカ人になった両親と連絡を取っていたから、今度はアメリカ国務省が私は役に立つと考えた。今はアメリカのスパイをし、フランス人として生き、ドイツから給料をもらっている。
ぜんぜんロマンチックじゃないし、コメディでもない。
点