アーネスティン・アンダーソンの代表作
超オススメ! アーネスティン・アンダーソンを聴くなら、まずこの1枚から。
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Concord Jazz
Recorded at August 1984
1. Goin' to Chicago Blues 4:53
2. Someone Else Is Steppin' In 4:49
3. In the Evenin' 7:24
4. I Love Being Here With You 5:03
5. Down Home Blues 6:08
6. I'm Just a Lucky So and So 6:24
7. Alone on My Own 3:22
8. Mercy, Mercy, Mercy 5:00
アーネスティン・アンダーソン(vo)、レッド・ハラウェイ(ts)、ジーン・ハリス(p)、レイ・ブラウン(b)、ゲリック・キング(ds)
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コンコード・レーベルに復帰後レコーディングしたブルース集。
伴奏はジーン・ハリス・トリオに、テナーサックスのレッド・ハラウェイを加えたカルテット。 1984年録音。
カウント・ベイシーの「ゴーイン・ザ・シカゴ・ブルース」、エリントン・ナンバーの「ラッキー・ソー・アンド・ソー」、「ダウン・ホーム・ブルース」など、選曲も良い。キャノンボール・アダレイの演奏で有名な、ジョー・ザビヌル作曲「マーシー・マーシー・マーシー」のヴォーカル・ヴァージョンも貴重。
南部テキサス州生まれの本領発揮。アーシーな雰囲気が漂う1枚。
アーネスティン・アンダーソンのベストセラー・ディスク
アーネスティン・アンダーソン プロフィール
1928年テキサス州ヒューストン生まれ。
1947年、ブラック&ホワイト・レーベルにて初レコーディング。当時はジョニー・オースティンやライオネル・ハンプトン楽団の専属歌手として唄っていた。
ジジ・グライスのサヴォイ盤にも客演。
1956年に渡欧し、スウェーデンでデューク・ジョーダン・トリオやハリー・アーノルド楽団に加わる。地元のミュージシャンの伴奏でソロ・デビュー・アルバム「ホット・カーゴ」(Metronome)をリリース。「マッド・アバウト・ザ・ボーイ」、「わが恋はここに」など、深い味わいの歌唱が評判になり、第2のサラ・ヴォーンと呼ばれる。アメリカに帰国してマーキュリーと専属契約、数枚のアルバムを発表するが、当時の同レーベルにはサラ・ヴォーンやダイナ・ワシントンといった同じような資質を持つスター歌手がいて、彼女が脚光を浴びることはなかった。1965年に再び渡欧し、イギリスで活動していたが 1971年に帰国。引退する。
レイ・ブラウンのすすめで1975年にカムバック。イースト・コーストの新興レーベル・コンコードに、コンスタントに録音するようになってから、再評価されるようになった。
コンコード・ジャズ祭にも毎年出演し、リリースされるアルバムはすべて好評。1991年に初来日。原宿の「グッデイ」に出演したときの録音は、「レイト・アット・ナイト」(パドル・ホイール)としてレコード化されている。
エラ、サラ亡きあと、黒人フィーリングを保つ正統派ジャズ・ヴォーカリストとして活躍中。