ナット・キング・コールの代表作
超オススメ! ナット・キング・コールを聴くなら、まずこの1枚から。
|
Capitol/東芝EMI
Recorded at 1943 to 1949
01 Sweet Lorraine 3:10
02 (What Can I Say) After I Say I'm Sorry? 2:35
03 I'll String Along With You 3:13
04 For All We Know 3:03
05 This Is My Night to Dream 2:24
06 Embraceable You 3:24
07 Little Girl 2:26
08 If I Had You 3:03
09 It's Only a Paper Moon 2:56
10 Makin' Whoopee 2:32
11 I'm Thru With Love 2:57
12 Too Marvelous for Words 2:34
13 The Man I Love 3:21
14 What Is This Thing Called Love? 2:58
15 Easy Listening Blues 3:12
16 This Way Out 3:03
17 Smoke Gets in Your Eyes 2:57
18 Bop-Kick 2:37
19 Body and Soul 3:20
20 Sweet Georgia Brown 2:19
21 Prelude in C Sharp Minor 2:57
22 Rhumba Azul 2:34
23 Honeysuckle Rose 2:39
24 Laugh! Cool Clown 3:18
ナット・キング・コール(vo,p)
オスカー・ムーア(g)、アーヴィング・アシュビー(g)、ジョニー・ミラー(b)、ジョー・コンフォート(b)
|
ナット・コールがCapitolレーベルに残した、1943年11月から1949年に至る、トリオ時代の集大成。SP盤でリリースされた楽曲は、50年代にヴォーカル・ナンバーを集めた「Vocal Classics」(1〜12)と、インストルメンタル・ナンバーの「Piano Classics」(13〜24)の2枚のLPに編纂されていましたが、国内プレスのCD(東芝EMI=ジャケット写真)は、この2枚のLPを1枚にまとめた限定盤です。
何度も録音している「Sweet Lorraine」(43年録音)を、Decca時代の録音(「In The Beginning」に収録)と比較してみると、唄い方がよりソフトでメロウになっているのが分かります。また、アート・テイタムの流れをくむナット・コールのピアノは、黒人特有の泥臭さがなく、洗練されいて都会的センスに満ちています。
エロール・ガーナーは毎日のようにコールのレコードを聴いていたと発言していますし、デビュー当時のオスカー・ピーターソンもナット・コールにそっくりなピアノの弾き語りをやっていました。
ナット・キング・コールのベストセラー・ディスク
ナット・キング・コール プロフィール
1919年3月17日アラバマ州モンゴメリー生まれ。
牧師だった父親の都合で、1921年にシカゴに移り、12歳の時から教会の聖歌隊でオルガンを弾くようになる。兄の影響を受け14歳で初めてのバンドを組み、1936年、アニメーションのエディ・コール率いるセクステット(六重奏団)に参加しプロ・デビュー。
1939年、オスカー・ムーア(g)、ウエズリー・プリンス(b)とともにトリオを結成。42年にリリースした「Straighten Up and Fly Right」でヴォーカリストとして注目を集め、「It's Only a Paper Moon」「Root66」とヒットをとばし、1948年の「Nature Boy」はミリオン・セラーを記録。
1951年にレギュラー・トリオを解散し、ポピュラー歌手に専念。「Mona Lisa」「Pretend」「L.O.V.E」など数多くの曲をヒットさせ、映画にも出演。ショー・ビジネス界の「王様」として君臨した。
1965年2月15日、肺ガンによりカリフォルニア州サンタモニカにて死去。
享年45歳。