ロレス・アレキサンドリアの代表作
超オススメ! ロレス・アレキサンドリアを聴くなら、まずこの1枚から。
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Impulse!
Recorded at 1964
1. Show Me
2. I've Never Been in Love Before
3. Satin Doll
4. My One and Only Love
5. Over the Rainbow
6. Get Me to the Church On Time
7. Best Is Yet to Come
8. I've Grown Accustomed to His Face
9. Give Me the Simple Life
10. I'm Through With Love
ロレス・アレキサンドリア(vo)、バド・シャンク(fl)、ポール・ホーン(as)、ヴィクター・フェルドマン(vib)、ウイントン・ケリー(p)、ポール・チェンバース(b)、ジミー・コブ(ds)
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1964年、最も声に張りと艶があった、35歳のときの録音。バックを務めるのは、当時マイルス・グループのリズム・セクショだったウイントン・ケリー・トリオを中心としたメンバー。ゴスペル出身の黒人歌手らしいソウルフルな唱法に、白人歌手的なハスキーなフレージングを加味し、「サテンドール」や「虹の彼方に」などスタンダード・ソング10曲を披露。「マイ・ワン・アンド・オンリー・ラブ」のひたむきな感情表現は絶品。
ロレス・アレキサンドリアのベストセラー・ディスク
ロレス・アレキサンドリア プロフィール
1929年8月14日、シカゴ生まれ。若い頃から教会で歌っていて評判になり、地元のマイナー・レーベルでジャズ歌手としてレコード・デビュー。
ゴスペル出身の黒人らしい、メリハリのある力強い声、パワー全開の歌いぷりにはダイナ・ワシントンの影響もみられるが、ロレス本人はエラ・フィッツジェラルドとフランク・シナトラが好きで、レスター・ヤングとチャーリー・パーカーに影響を受けたと発言。レスター・ヤングの愛奏曲を唄ったトリビュート・アルバムもリリースしている。
1960年にシカゴのレーベル、アーゴに移籍し、ラムゼイ・ルイスやカウント・ベイシー楽団のメンバーとのセッションを録音。1964年、新興レーベルのインパルスより彼女の最高傑作とされる「ザ・グレイト」とその続編「モア・ザ・グレイト」をリリース。1965年のダウン・ビート誌批評家投票で新人歌手部門一位を獲得。この2枚のインパルス盤は日本でもヒットし、1977年にハーブ・エリスのグループに客演で初来日。1982年と1984年は、単独で来日している。
2001年5月22日、肝臓病の悪化により合併症を併発し、ロスアンゼルスの病院で死去。享年77歳。