ジャッカルの日|映画スクラップブック


2022/01/16

ジャッカルの日

ジャッカルの日|soe006 映画スクラップブック
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THE DAY OF THE JACKAL
1973年(日本公開:1973年09月)
フレッド・ジンネマン エドワード・フォックス ミシェル・ロンズデール アラン・バデル トニー・ブリットン シリル・キューザック

ドゴール大統領暗殺計画を描いたフレデリック・フォーサイスのベストセラー小説(フィクション)を、フレッド・ジンネマン監督で映画化。

殺し屋エドワード・フォックスは地味。それを追うフランス司法警察のミシェル・ロンスダールはもっと地味。派手なアクションもなければ、感情を昂ぶらせるドラマもない。凝ったカメラワークもない。シーンを盛り上げる煽りの音楽もなし。添加物を一切入れてない、甘味料も入ってない。

ジャッカルの日

ジャッカルが犯行に用いる偽装ライフルも(まるで007のような新兵器だけど)ことさら凄いもののように見せず、ひたすら静かに淡々と描く。無駄、遊び、緩みがない。セリフはギリギリまで削られている。映画のリアリズムとはこのこと。極上サスペンス。

フレッド・ジンネマン、おれが考えている以上に凄い監督さんなのかも知れない。

ジャッカルの日

クライマックスの、記録映像との(たぶんスクリーンプロセスで)合成ありきで逆算した演出だと思う。全体がドキュメンタリー風に撮られていて、終始ピリピリした緊張感に満ちている。暗殺が失敗したあともアッサリしていて、ジャッカルの正体が謎のまま終わるのもいい。

アメリカ映画ではそれが慣例になっているとは言え、フランス人が英語喋っているのはやっぱり嫌だ。瑕瑾ではある。

70

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映画採点基準

80点 オールタイムベストテン候補(2本)
75点 年間ベストワン候補(16本)
70点 年間ベストテン候補(76本)
65点 上出来・個人的嗜好(72本)
60点 水準作(71本)
55点以下 このサイトでは扱いません

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