セント・オブ・ウーマン/夢の香り|映画スクラップブック


2022/06/05

セント・オブ・ウーマン/夢の香り

セント・オブ・ウーマン/夢の香り|soe006 映画スクラップブック
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SCENT OF A WOMAN
1992年(日本公開:1993年04月)
マーティン・ブレスト アル・パチーノ クリス・オドネル ジェームズ・レブホーン ガブリエル・アンウォー フィリップ・S・ホフマン リチャード・ヴェンチャー サリー・マーフィ

我儘かつ見苦しい退役将校を演じた、アル・パチーノに圧倒される2時間30分。

セント・オブ・ウーマン/夢の香り:アル・パチーノ&クリス・オドネル

「ビバリーヒルズ・コップ」のエディ・マーフィ、「ミッドナイト・ラン」のロバート・デニーロ、本作のアル・パチーノ。スター俳優にたっぷりな芝居をさせて、良いところを引き出す術に長けているマーティン・ブレスト。上手い監督だと思う。

寡作な理由がわからない。

パチーノの自殺をクリス・オドネルが説得するホテルの場面と懲罰委員会での演説シーンは(想像だけど)脚本家はめちゃくちゃ書き直したんじゃなかろうか。一歩間違えば紋切り型の陳腐なドラマになりかねない重要な場面。セリフがよく吟味されている。

セント・オブ・ウーマン/夢の香り

ガブリエル・アンウォーとタンゴを踊る場面。
若い女の匂いを身近にしたパチーノに、愉悦の感情が溢れている。

セント・オブ・ウーマン/夢の香り:アル・パチーノ

懲罰委員会の後で、パチーノを称賛する女性教師(フランセス・コンロイ)に羞じらう仕草もいい。

セント・オブ・ウーマン/夢の香り:アル・パチーノ

タンゴ「ポル・ウナ・カベサ」と、花売り娘のテーマ「ラ・ヴィオレテラ」の使い方もうまい。

「女の香り SCENT OF A WOMAN」を「夢の香り」と意訳した副題はセンスがない。
なんか他に上手い邦題なかったものかと思う。

絶望の淵で自殺を計画する退役軍人、女好きで匂いフェチな盲人。
売りにくいタイプで映画ではある。

ダウンタウンのフェラーリ暴走はやり過ぎで嘘っぽくなってる。感心しない。

セント・オブ・ウーマン/夢の香り

映画は、かつてニューヨークにこのビルがあったことを記録している。

70

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75点 年間ベストワン候補(18本)
70点 年間ベストテン候補(83本)
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60点 水準作(77本)
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