soe006 今年の夏は集中してRCAの名盤を聴く!

今年の夏は集中してRCAの名盤を聴く!

July 18, 2010

最近買ったクラシックCD

続々とリリースされる往年のクラシック名盤ボックス・セット。
正直、もうたくさん。これ以上買っても聴く時間ないし。
買ったとしても(手元にあるのでいつでも聴けるという安心感から)たぶん聴かないだろうし。
当分の間、ボックスは買わないぞ!

……と心に決めて、これが打ち止めだ、って屈強な決意を込めて「DG マーラー:コンプリート・エディション」と「DG シューマン:ザ・マスターワークス」を買ったばかりだというのに……
つい出来心で、また買ってしまいました。

こんどは60枚組です。

リヴィング・ステレオ 60CD コレクション
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リヴィング・ステレオ 60CD コレクション

RCA Living Stereo Collection Box

フリッツ・ライナー指揮シカゴ交響楽団/シャルル・ミュンシュ指揮ボストン交響楽団/アーサー・フィードラー指揮ボストン・ポップス管弦楽団/エーリヒ・ラインスドルフ指揮ローマ歌劇場管弦楽団・合唱団/ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)/グレゴール・ピアティゴルスキー(チェロ)/アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)/ヴァン・クライバーン(ピアノ)/ヴァージル・フォックス(オルガン)/レオンティーン・プライス(ソプラノ)/アンナ・モッフォ(ソプラノ)/他

ステレオ黄金期の名盤54タイトル
CD60枚組ボックス・紙ジャケット仕様
オリジナル・アナログ・マスターからのDSDマスタリング
(ディスク1はサンプラー)

1950年代中盤から60年代前半にかけて、RCA( Radio Corporation of America )が録音したリヴィング・ステレオ・シリーズ。

中身の細かい説明は省略。

これ、ミュンシュやハイフェッツ、クライバーンなど、全体の30%強は、手持ちのCDとダブります。
昨年リリースされた「グラモフォン111周年記念ボックス(55枚組)」は、あまりダブりなかったけど見送ったのに……今回はダメでした。
リリース情報を得てからは、居ても立ってもいられない、目を閉じても眠られず、口を開けても御飯は喉を通らず、便器に腰掛けても出るのは屁ばかり。とても平静でいられない。

目を血走らせて予約、リリース当日に宅配便到着。
2分後に開封。ザッと紙ジャケットを眺め、3分後に満足して昼寝。

安いのは大前提。1枚あたり約200円。
数年前、1枚あたり 1000円以上のCDは買わない、と誓いをたてたのがバカバカしいほどの安値。
NAXOS どころか、今では315円ワゴン売りのロイヤル・フィルさえ、「ちょっと高いかなー」なんて購入を躊躇してしまう始末。

それに……
オリジナル盤リリース時の LPジャケット・デザイン仕様というのが嬉しいではありませんか、みなさん。

少年時代、お金がなくて欲しくても買うこと叶わなかったあのときとおなじデザインのジャケットが、まとめて大安売り。

これが買わずにいられようかっ!

多分、これは復讐(リベンジ)。
欲しくて欲しくてたまらなかった、少年時代の、物欲しそうな目でジャケットを手に取り、エサ箱に戻し、そしてまた手を伸ばし、ため息ついていた俺様へのプレゼント。

とりあえず……
単独盤でせこせこ買い集めていたダブり分は放置したまま、こんな機会でなけりゃ絶対に買わなかったであろうマリオ・ランツァのカンツォーネ集とモートン・グールドのマーチ集を聴く。

フニクリ、フニクラ、フニクリ、フニクラァー……楽しい!
虹の都、光の港、キネマの天地……「蒲田行進曲」の原曲「バガボンドの歌」も入ってる!

スーザの行進曲なんて、うちのステレオ・スピーカーから聞こえてくるのは初めてじゃないのか?……FMで聴いたことあるかもだが、記憶にないし。

さすがRCA謹製のリヴィング・ステレオ録音。音響がすごいから、興味ない音楽も聴いていて気分が良い。
デジタル以降の録音は、透明感というか繊細というか、綺麗だけど腰が弱いのよね。
マーキュリーとか、デッカとか、ステレオ初期の優秀レコーディングは、重心が低くどっしりとして、やはり素晴らしい。
なんでもかんでも平等に全部素直に出すんじゃなくて、この音を聞かせたいっていう主義主張がはっきりしている。
自信と貫禄の音響設計。

最近はスピーカーのサイズもずいぶんコンパクトになって、それでも充分な低音は再生できるそうだけど、うちのみたいに古くてバカでかいコーン・スピーカーには、50〜60年代のHi-Fi がよく似合うね。
プラシーボ効果だろうが。

思い過ごしも恋のうち……思い込んだら命がけ。
試練の未知を逝くが漢のど根性。

アンプは去年の秋、中華デジアンに換えたんですけどね(火爆!)

ミュンシュのラヴェルやサン=サーンス、ライナーのリヒャルト・シュトラウス、フィードラーのポピュラー名曲、ストコフスキーのラプソディー、ルービンシュタインのショパン、クライバーンのラフマニノフ&チャイコフスキー、ハイフェッツの4大ヴァイオリン協奏曲などなど、発売から60年を経ても、いまだに決定盤扱いされている定番名盤が目白押し。
「椿姫」「ラ・ボエーム」「蝶々夫人」「トゥーランドット」の全曲版が入っているのも嬉しい。

最近買ったクラシックCD
レナード・バーンスタイン:ザ・シンフォニー・エディション(2010年10月21日)
ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第7番「大公」(2010年07月19日)
今年の夏は集中してRCAの名盤を聴く!(2010年07月18日)
ナッシュ・アンサンブルのモーツァルト室内楽曲集(2010年07月05日)
ボロディン四重奏団のベートーヴェン弦楽四重奏曲(2010年07月03日)
今年の夏は集中してシューマンを聴く!(予定)(2010年06月28日)
今年の夏は集中してマーラーを聴く!(予定)(2010年06月24日)

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