アテネ五輪雑感(1)
August 15, 2004
始まっちまいました、
第28回オリンピック競技大会「ATHENS 2004」。
開会式のセレモニーで披露されたホログラムは、劇場版『スタートレック』(ロバート・ワイズ)を連想してしまいました。
谷亮子(柔道女子48kg級)、野村忠宏(柔道男子60kg級)の金メダルはもちろん喜ばしいけど、
それよりもなによりも、昨日の競技で注目していた、ソフトボール予選「日本×オーストラリア」、サッカー女子予選「日本×ナイジェリア」がいずれも負けちまったのが残念な大会2日目でありました。
(バレーボール女子、バスケットボール女子は、とてもオリンピック・レベルのチームとは思えないので、最初っから期待はありません)
ソフトボールはまだ予選が残ってるので、引き続き明日からの試合に期待。
サッカー女子は予選2試合を終えてしまったので、「スウェーデン×ナイジェリア」戦の結果待ちとなります。
なんとか決勝トーナメントに残ってくれれば嬉しいんだけど。
明日は競泳男子100m平泳ぎの決勝。
北島康介ははたして金メダルを獲得できるのか。
夏バテで寝不足気味の俺は、このお祭り騒ぎにいつまでつき合っていけるのか。
今後の動向が気になる大会2日目でした。
アテネ五輪雑感(2)
August 16, 2004
昨日とうって変わって、日本ソフトボール・チームの快進撃で始まった大会3日目。
テニスの愛ちゃんも卓球の愛ちゃんも順調に勝ち進み、野球の予選「日本Xイタリア」も圧勝で、本日も金メダル2枚、銀メダル1枚の好成績。
競泳「男子100メートル平泳ぎ」のウィナー・北島康介って、ルックスも言動もスポーツ漫画の主人公みたい。
一番興奮したのは、柔道「女子52キロ級」の横沢由貴、準決勝戦。試合終了間際にリードされ、もう絶対に勝てっこないよって状況から、終了まで残り1秒で一本勝ち。
これをドラマでやると、嘘っぽいとか作り話だとバカにされちゃう。
ところで、インタビューに応える選手はみなさん、何を訊かれてもまず「そうですね」と質問内容を肯定した返事をするけど、これって「選手心得」とかのマニュアルに書いてあるのかな?
アテネ五輪雑感(3)
August 17, 2004
ソフトボールの予選リーグ第3戦。
強豪米国相手に、延長試合のすえ、0−3で敗北。
負けたことに文句はない。
延長に入るまでの7回、日本チームは善戦していた。互角の勝負だった。
だけど、宇津木妙子ってロクな監督じゃないな。
延長8回、ファウルで粘った米国の6番打者ジュンの平凡なファウルフライを、サードの宇津木麗華が太陽を眩しがって落球。
その直後、7回まで無安打に抑える好投をみせていた高山樹里が、ジュンにフォアボールを与えてしまった。
ノーアウト、ランナー1塁、2塁のピンチ。
人間が出来ているからポーカーフェイスを保っていたけれど、連続(10本くらいの)ファウルで高山の緊張は最高潮に達していたはず。
普通に考えれば、ここでタイムを入れて、高山の精神状態を伺うのが監督の役目ぢゃないのか?
投手交代のタイミングだろ?
ボコボコに打たれて、3点も取られて……ピッチャー・サークル(ソフトボールは投球のポジションが盛り上がっていないのでマウンドとは呼ばない)からようやく解放された高山の姿は可哀想でならなかった。
選手たちは(1人を除いて)みんな頑張っていただけに、今日のアメリカ戦の敗北は残念でならない。
監督の采配次第では、勝てたかも知れない試合だった。
宇津木妙子の采配は、素人の俺からみても、おかしいと思う。
打てない、捕れない、走れない。40歳という年齢からして体力的にも他の選手より数段劣っている宇津木麗華を、なぜレギュラーに置いているのか理解に苦しむ。
初戦(オーストラリア戦)では試しに使ってみた、というのは、まぁいい。しかし、チーム合計13安打を記録した第2戦(台湾戦)で、1安打しか放っていない宇津木を、肝心要(かんじんかなめ)の米国戦で使うとはなにごとか。
私情まじりの温情があったとしても、DP(指名選手)が適当だろう。
俺が監督だったら絶対に代表選手には選ばない。
明日以降も宇津木麗華をレギュラーに残しているようだったら、上位4チーム(決勝トーナメント)に残れるのかも危ぶまれる。
個人的に、大会前から優勝を期待している唯一の競技種目だったので、すごく不安。
宇津木妙子は試合後のインタビューで、「明日から1戦1戦、大事に戦う」と語っているが、これが(口先だけのことでなく)本気で言ってるのなら、宇津木麗華はレギュラーから外すべき。それが監督としてまずやらなきゃいけない仕事だ。
明日以降のソフトボール予選日程
17日(火)18:00〜 カナダ戦
18日(水)25:30〜 ギリシャ戦
19日(木)23:00〜 イタリア戦
20日(金)25:00〜 中国戦
柔道女子57kg級の日下部基栄の敗退も痛かったし、本日は、もう競泳まで見る元気は残っていません。