今年の夏は集中してマーラーを聴く!(予定)
June, 24 2010
ここ1年くらいは、すっかり大編成のオーケストラ音楽を聴かなくなっていました。
交響曲・管弦楽曲から聴きはじめた人は、高齢になると室内楽曲・独奏曲に流れてしまうってのは本当だったんですね。
いまハマってるのは、モーツァルトのハイドン・セットとベートーヴェンのラズモフスキー。ちょっと前までは、バッハの無伴奏チェロ組曲とシューベルトの弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」ばかり聴いてました。
暗い?
うるせー、なに聴こうと俺様の勝手じゃー。
好きにさせてちょーだい。
でもね、でもね、こんなのが出たんですよ。
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マーラー:コンプリート・エディション [18CD Box set]Deutsche Grammophon 交響曲第1番 ニ長調「巨人」 交響曲第2番 ハ短調「復活」 交響曲第3番 ニ短調 交響曲第4番 ト長調 交響曲第5番 嬰ハ短調 交響曲第6番 イ短調「悲劇的」」 交響曲第7番 ホ短調「夜の歌」 交響曲第8番 変ホ長調「千人の交響曲」 交響曲第9番 ニ長調 交響曲第10番 嬰へ短調 交響曲「大地の歌」 歌曲集「子供の魔法の角笛」 歌曲集「さすらう若人の歌」「亡き児をしのぶ歌」「リュッケルトによる5つの詩」 カンタータ「嘆きの歌」 若き日の歌、初期の歌 ピアノ四重奏曲 断章 ウェーバー:歌劇「3人のピント」間奏曲(マーラー補完) |
グスタフ・マーラー生誕150周年&没後100年を記念して、ドイツ・グラモフォンからリリースされた 18枚組ボックス・セット。
グラモフォンだけでなく、デッカやフィリップスなど現ユニバーサル傘下のメジャー・レーベルからの音源も収録。
交響曲&歌曲集のみならず、なんと未完のピアノ四重奏曲やマーラー編曲によるウェーバーの歌劇「3人のピント」間奏曲までも網羅されている。
いろんな指揮者&いろんなオーケストラを組み合わせ、バラエティに富んだ構成内容。
すごいです。すごすぎ。
以前もどこかに書きましたけど……
私はマーラーがぜんぜんダメでねー、かろうじて交響曲第1番「巨人」をたまに聴くくらい。第2番、うわー、第4番、ぎゃー、第7番、うげー、第8番、せんにーん! とてもかないません。最近の室内楽オンリーの私には、マーラー交響曲なんてとても聴き通すだけの体力、ありませんですよ。
でもね、このボックスセット、ばかばかしいくらい安いんですよ。
私がレコード買い始めたころにリリースされたショルティの第8番「千人の交響曲」(メータの第2番「復活」でもいいけど)、これらマーラーの超大作、発売当初はもちろんLP、しかも2枚組でね、4千円以上してたんですよ。
それが……
なんと……
同じ金額で、交響曲と歌曲集がぜーんぶ揃うんです!
なんら努力することなしに、金さえ出せば、あの苦手だったマーラーがコンプリートできちゃったりするんです。
これが買わずにおられようかっ!
もしかしたらですね……
私のマーラー嫌いは、若かりし頃、買いたくても買えない、だから聴かない、聴かないものは分からない、だから「マーラーはなんかよく分からん、過大評価じゃねーの?」とか、そんな感じで、マーラーと正面から向かい合おうとしなかったからじゃないのかなぁ、なんてことも。
内容はいいです。いいと思います。
メータの「復活」、バーンスタインの第5番、ショルティの「千人の交響曲」、カラヤンの第9番は、定番名盤。この4曲だけでもバラで集めようとしたら、ボックスの2倍3倍の金額になっちまいますから。
結局、安いから買っちゃったわけです。
買っちゃったものは仕様がない。聴かねばならぬ。
ってことで、今年の夏はマーラーをたーっぷり聴くぞー!
おー!
ついでに……
2年前に買ったDGカラヤン交響曲ボックス、ハイドンとブルックナーが未だまったく手付かずの完全未聴。
ブルックナーとマーラー、ロマン派後期のでろんでろんに長大な交響曲群を、この際まとめて聴いちゃうぞー!
ここで宣言しておかないと、多分聴かないまま一生を終えそうなので、あえて書きました。
これっきり続報がない場合は、たぶん聴いてないです。