おや、また泣いてんの?
September 4, 2004
最近は映画音楽ばっかり聴いているんですよ。
ほとんど70年代のものですけどね。
80年代以降のものと比べて、あの頃の映画音楽は良かったって人も多いですね。
言ってる人のほとんどが40過ぎてるようですが。
良いとか悪いとか、好きとか嫌いってこととは関係なく、
単純に懐かしがって聴いてますね、俺は。
中学〜高校の頃を思い出します。
勉強していた記憶ってのはまったく無くて、映画ばっかり観に行ってましたね。
(実際に勉強してなかったから記憶にないのは当たり前だけど)
夜は毎晩テレビの洋画劇場を観てました。
それ以外、思い出すようなことは何一つしていないくせに、じ〜んわり泣けてきちゃうのは何故でしょう?
『時よとまれ、君は美しい』のリュドミラのテーマとか、『ラスト・タンゴ・イン・パリ』とか聴いていると、わーって、意味もなく涙があふれてきます。
『燃えよドラゴン』、『オクラホマ巨人』、『狼は天使の匂い』、『戒厳令』、『エスピオナージ』、『ダーティハリー2』、『パピヨン』、『追憶』、『スティング』、『イルカの日』、『セルピコ』、『ペイネ愛の世界旅行』、『エクソシスト』、『アメリカの夜』、『エマニエル夫人』、『大地震』、『黄金銃を持つ男』、『家庭教師』、『アマルコルド』……
この年公開された映画の音楽は、なにを聴いても涙がこぼれてくる。
『エクソシスト』のチューブラーベルズ聴いて泣いた奴なんて、世界中で俺ひとりかもね。
ニール・ダイヤモンドの『かもめのジョナサン』ってまだ売ってるのかな?
買ってこようかしら。泣くために。
あと『ドラゴン怒りの鉄拳』も、泣けるだろうな〜。
ただの懐古趣味、老化現象だってことは充分承知してますけどね。
テレビドラマ『傷だらけの天使』で、岸田今日子さんがいつも同じシャンソンを聴いていたでしょ。あの気持ちが、よく分かる年齢に達してしまったようです。
ひょっとしたら、もうじき死ぬのかな、俺……
なんてことさえ考えてしまう。
どうしようもない。
メランコリックな秋の日でありました。
近いうちに、70年代の映画音楽メドレー集を作って、一日中泣き濡れてみようと思ってます。