soe006 ジャズ・ミュージック・ライブラリー 2009年6月号

ジャズ・ミュージック・ライブラリー

June 5, 2009

My Funny Valentine Miles Davis in Concert
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My Funny Valentine Miles Davis in Concert

マイルス・デイビス(トランペット)
ジョージ・コールマン(テナー・サックス)
ハービー・ハンコック(ピアノ)
ロン・カーター(ベース)
トニー・ウィリアムス(ドラムス)

1. My Funny Valentine
2. All Of You
3. Stella by Starlight
4. All Blues
5. I Thought About You

1964年2月12日 NYC リンカーン・センターでのライヴ
CBS Columbia

1963年夏のヨーロッパ・ツアー以降、スタジオ録音をやめて精力的にライヴ活動を始めたマイルス・デイビスの、一連のライヴ録音盤のなかで最も人気あるのがこのディスク。
1956年の『 Cookin' 』に録音していた「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」や、『 'Round About Midnight 』の「オール・オブ・ユー」など、レパートリー・ナンバーのオンパレードなんだけど、初出のスタジオ録音とはまったく別モノに化けております。1958年『 Milestones 』から始まったモード演奏の実践版みたいな感じ。マイルスの音色はこの時期がピークで、息を呑むほど美しい。ディジー・ガレスピーやクリフォード・ブラウンへの嫉妬=コンプレックスから生まれた(と私は思ってる)弱音トランペットへの執着が結実した感じ。
この日のリンカーンセンター・ライヴは、スローテンポのナンバーばかりを集めた本盤と、アップテンポ・ナンバーをまとめた『 Four & More 』の2枚に分散されています。ちょっと前にリアル演奏順に曲を並べ替えた2枚組もリリースされていましたが、現在は廃盤みたい。でも、LP時代から聴き慣れたフォーマットのほうが、やっぱり良いですね。

Miles Davis Four & More Recorded Live in Concert
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Miles Davis Four & More Recorded Live in Concert

マイルス・デイビス(トランペット)
ジョージ・コールマン(テナー・サックス)
ハービー・ハンコック(ピアノ)
ロン・カーター(ベース)
トニー・ウィリアムス(ドラムス)

1. So What
2. Walkin'
3. Joshua
4. Go-Go (Theme and Announcement)
5. Four
6. Seven Steps to Heaven
7. There Is No Greater Love
8. Go-Go (Theme and Announcement)

1964年2月12日 NYC リンカーン・センターでのライヴ
CBS Columbia

1964年2月12日、ニューヨークのリンカーン・センターで催されたライヴの実況録音盤。
スローナンバーだけを収録した『 My Funny Valentine 』の続編で、こちらはホットなアップテンポ曲をまとめて収録。
天才少年アンソニー・ウィリアムスの元気溌剌ドラムが炸裂し、高速でバリバリ吹きまくるマイルス。超カッコイイ!

モダン・ジャズが流行の最先端であった頃の、最後の打ち上げ花火。
高血圧高齢者はプッツンに絶対注意。プレイボタンを押す前に遺言状を書いておけ。
「ジャズってオシャレ、癒されるわね〜」とか言ってるお嬢さん、これで癒されるオヤジだっているんですぜ……って、なぜか喧嘩腰になっちまう、ならざるをえない直下型ハイテンション激情盤。
マジ、ここに収録されてる「ウォーキン」を聴いてたら、どんな野郎が相手でも勝てそうな気がする。かかってこいや〜。

Live from Los Angeles Oliver Nelson Big Band
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Live from Los Angeles Oliver Nelson Big Band

Impulse!
Recording Date: January 2,4 1967

1. Miss Fine
2. Milestones
3. I Remember Bird
4. Night Train
5. Guitar Blues
6. Down by the Riverside
7. Ja-Da

オリバー・ネルソン(sax)、ゲイブ・バルタザール(sax)、トム・スコット(sax)、ビル・パーキンス(sax)、ジャック・ミニッツ (sax)、フランク・ストローザ(sax)、バディ・チルダース(tp)、ボビー・ブライアント(tp)、フレディ・ヒル(tp)、コンテ・カンドリ (tp)、ビリー・バイヤーズ(tb)、ピート・マイヤーズ(tb)、ルー・ブラックバーン(tb)、アーニー・タック(tb)、フランク・ストラザーリ (p)、モンテ・バドウィック(b)、メル・ブラウン(g)、エド・シグペン(ds)

作・編曲家としてのオリバー・ネルソンの才能が遺憾なく発揮された、1967年のライヴ録音。
西海岸のトップ・ミュージシャンを一堂に揃え、6サックス、4トランペット、4トロンボーンの分厚いサウンドで、ダイナミックなブルースを展開。
ノリの良い、迫力たっぷりなジャズを聴きたい方に、絶対的オススメ!

ドリーマー ハリー・アレン
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ドリーマー ハリー・アレン

BMG

1. チェンジ・パートナーズ
2. チュニジアの夜
3. アウト・オブ・ジス・ワールド
4. ザ・シャイニング・シー
5. オ・モロ
6. ドリーマー
7. ジンジ
8. バイ・バイ・ブラックバード
9. いそしぎ
10. サイレント・モーション
11. エスターチ
12. トリステ
13. 愛につつまれて

2001年2月にレコーディングされた、ウィズ・ストリングス日本企画盤。
全編ボサ・ノヴァ調で、「いそしぎ The Shadow of Your Smile」や「Dindi」、「Triste」などボサの佳曲が収録されています。
「チェニジアの夜 A Night in Tunisia」までスローテンポのボサ・ノヴァで演奏しているのが面白いかも。
この人は何を演ってもそれなりに巧いので、安心して聴けます。

John Pizzarelli Live at Birdland
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John Pizzarelli Live at Birdland

Telarc
Recorded 2002年

DISC 1
1. Introduction
2. Just you, just me
3. The frim fram sauce
4. This song is you
5. Isn't it a pity?
6. Rhode Island intro
7. Rhode Island
8. Ray Kennedy Library of Congress story
9. Gospel truth
10. Ray Kennedy Dizzy Gillespie story
11. Tea for Tatum
12. James Taylor intro
13. Don't let me be lonely tonight
14. James Taylor intro 2
15. Mean old man
16. Manhattan
17. Rosemary Clooney story
18. Moonlight becomes you
19. Final intro
20. Will you still be mine?
DISC 2
1. Introduction
2. Three little words
3. They can't take that away from me
4. Oh, how my heart beats for you
5. The day I found you
6. Polliwog story
7. It's only a paper moon
8. Stompin' at the Savoy
9. Better run before it's spring
10. Grover Kemble story
11. Headed out to Vera's
12. Medley: Gee baby, ain't I good to you / Baby, baby all the time
13. I like Jersey best intro
14. I like Jersey best
15. My castle's rockin'
16. Baby just come home to me

ジョン・ピザレリは、1960年4月6日、ニュージャージー州パターソン生まれ。十代の頃から、父親のバッキー・ピザレリ(ギター)とステージで共演。 1980年に親子デュオの『2X7/バッキー&ジョン・ピザレリ』でレコード・デビュー。
このCDは、2002年にニューヨークのライブハウス「バードランド」で行われたトリオ結成10周年記念のステージを収録した2枚組。メンバーは、ジョン・ピザレリ(ヴォーカル&ギター)、レイ・ケネディ(ピアノ)、マーティン・ピザレリ(ベース=ジョンの実兄)。トリオ時代のナット・コールのスタイルを踏襲した演奏は、スウィング感抜群で小粋。
ナット・コールに捧げた『Dear Mr. Cole 』(Silvertone)、『P.S. Mr. Cole 』(RCA)や、ビートルズ・カバー集の『Meets The Beatles 』(RCA)もオススメです。

ジャズ・ミュージック・ライブラリー
イギリスの廉価盤レーベル Real Gone Jazz(2011年08月06日)
ビッチェズ・ブリュー・ライヴ:マイルス・デイビス(2011年02月12日)
ライオネル・ハンプトン・クインテット(2011年01月31日)
コリア、クラーク&ホワイト:フォーエバー(2011年01月20日)
ジャズ・ミュージック・ライブラリー 2009年10月号(2009年10月05日)
ジャズ・ミュージック・ライブラリー 2009年9月号(2009年09月05日)
チック・コリアをまとめて聴く!(2009年08月25日)
ジャズ・ミュージック・ライブラリー 2009年8月号(2009年08月05日)
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