soe006 イギリスの廉価盤レーベル Real Gone Jazz

Real Gone Jazz

August 6 2011

ジャズ・ミュージック・ライブラリー

とにかく問答無用に安いと話題のイギリス廉価盤ジャズ。
新たに Real Gone Jazzというレーベルを発見したので、さっそく2枚組を3セット(ドナルド・バード、スタン・ケントン、サラ・ヴォーン)購入。
品質に問題なし。

ということで……更に4枚組を8セット注文。

その中から7月末に発売された5セットは、(2011年8月6日現在)アマゾンでもHMVでも、ジャケット画像・内容詳細が記載されていないので、ここでご紹介しておきます。

Hank Mobley Eight Classic Albums

Hank Mobley Eight Classic Albums
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Real Gone Jazz RGJCD262

Disc 1
Hank Mobley Quartet (1955/Blue Note)
Tenor Conclave (1956/Prestige)
Disc 2
Hank Mobley and His All Stars (1957/Blue Note)
Hank (1957/Blue Note)
Disc 3
Hank Mobley Quintet (1957/Blue Note)
Hank Mobley Sextet (1957/Blue Note)
Disc 4
Soul Station (1960/Blue Note)
Roll Call (1960/Blue Note)

Red Garland Eight Classic Albums

Red Garland Eight Classic Albums
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Real Gone Jazz RGJCD263

Disc 1
Dig It! Red Garland Quintet (1957-58/Prestige)
Red Garland's Piano (1957/Prestige)
Disc 2
Can't See for Lookin' (1958/Prestige)
Red Alone (1960/Prestige)
Disc 3
Groovy (1957/Prestige)
Soul Junction (1957/Prestige)
Disc 4
It's a Blue World (1958/Prestige)
Red in Bluesville (1959/Prestige)

Lou Donaldson Eight Classic Albums

Lou Donaldson Eight Classic Albums
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Real Gone Jazz RGJCD264

Disc 1
Wailing with Lou (1957/Blue Note)
Swing and Soul (1957/Blue Note)
Disc 2
Blues Walk (1958/Blue Note)
Sunny Side Up (1960/Blue Note)
Disc 3
Light Foot (1959/Blue Note)
LD + 3 (1959/Blue Note)
Disc 4
Lou Takes Off (1957/Blue Note)
The Time Is Right (1959/Blue Note)

Cannonball Adderley Eight Classic Albums

Cannonball Adderley Eight Classic Albums
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Real Gone Jazz RGJCD265

Disc 1
Sophisticated Swing (1957/EmArcy)
Things Are Getting Better with Milt Jacson (1958/Riverside)
Disc 2
Portrait of Cannonball (1958/Riverside)
Cannonball's Sharpshooters (1958/EmArcy)
Disc 3
Cannonball Takes Charge (1959/Riverside)
Them Dirty Blues (1960/Blue Note)
Disc 4
Cannonball & Coltrane(In Chicago) (1959/EmArcy)
Cannonball Adderley and the Poll Winners (1960/Capitol)

Kenny Dorham Eight Classic Albums

Kenny Dorham Eight Classic Albums
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Real Gone Jazz RGJCD266

Disc 1
Kenny Dorham Quintet (1953/Debut)
Afro-Cuban (1955/Blue Note)
Disc 2
Round About Midnight at the Cafe Bohemia (1956/Blue Note)
2 Horns 2 Rhythm (1957/Riverside)
Disc 3
Jazz Contrasts (1957/Riverside)
Blue Spring (1957/Riverside)
Disc 4
Quiet Kenny (1959/New Jazz)
Jazz Contemporary (1960/Time)

以前、ナット・キング・コールのベスト盤(ザ・ベリー・ベスト・オブ・ナット・キング・コール)のときにご紹介した Not Now Music も破格の安さでしたが、こちらの Real Gone Jazzもそれに負けず劣らずすこぶる安い。

イギリスの音楽著作権管理団体 MCPS のロゴが入っているので、どちらも海賊盤(非合法)というわけではないです。
オリジナル盤のリリースから50年を経過した、パブリック・ドメイン音源を廉価で製造販売してます。
これで利益が出るのかと、買う側が心配したくなるほど安い。

ここまでとことん安いと、盤の品質や音質が心配でしたが、いままで購入したディスクはオール問題なし。
マスター音源は良質のものを使っているようで、デジタル・リマスターされた再生音に不満はありません。

国内盤メーカーはSACDだのSHM-CDだの、やたら高音質・高品質を宣伝して販売単価の下落をデフェンスしてますが、そんなの欲しがってるのは、一部の変態だけでしょ。
アマゾンのカスタマー・レビューで、「この音質を本当に味わいたいのなら、タンノイで聴いてください」みたいな、馬鹿丸出しのコメント書いてるオッサンとか。

そんなことはどうでもいいけど……
Real Gone Jazz のシリーズには、オリジナルLP3枚分を収録した2枚組と、同8枚分を収録した4枚組のセットがあります。
特別盤として、50年代のマイルス・デイビス20枚分を10枚のCDに収めたセットもあります。
すごいですねー。

今回7月末にリリースされたのは、上記のハンク・モブレー、レッド・ガーランド、ルー・ドナルドソン、キャノンボール・アダレイ、ケニー・ドーハムの5セット。
すべて4枚組。
5セットで、オリジナルLP40枚分です。
既に持っていてダブってしまうCDが何枚かありますが……ダブったのは「最近ジャズが好きになったんですぅ、オススメあったら教えて下さぁい」って女の子にあげてもいいし。

しかし、この、ジャズ喫茶の匂いがプンプンしてくるラインナップはたまりませんなー。

超安売りのCDだから、解説なんぞは一切ありません。
4枚組には、パーソネルと録音年月日が記載されていましたが、2枚組は曲名とオリジナルLPリリースの年だけしか書いてありませんでした。

すべて初リリースされたときのオリジナル・アナログ盤からの収録なので、CD化に際して追加された未発表曲や別テイクなどは入ってません。
そーゆーの欲しい人は、正規ライセンスを持ってるレーベルから出ているCDをお買い求めください。

今回購入5セットの聞きどころについて。
または、ジャズを聴き始めたばかりの人への余計なお節介ガイド。

ハンク・モブレーは、ファンキー魂が横溢してる『ソウル・ステーション』と『ロール・コール』。
このサックス奏者のレコードは、どれを聴いてもモダン全盛時代を感じさせる良いものばかりです。

レッド・ガーランドは、ジャズ喫茶の定番人気曲「C・ジャム・ブルース」が入ってるトリオ演奏の『グルーヴィ』と、コルトレーン参加のブローイング・セッション『ソウル・ジャンクション』。
マイルス・クインテットの好演で人気のガーランドですが、主役をはれるほどのカリスマ性はありません。ガーランドのリーダー・アルバムは、この4枚組(LP8枚分収録)さえ押さえておけば充分でしょう。

ルー・ドナルドソンは、コンガのポコポコが心地よい『ブルース・ウォーク』ほか、全部(笑)。
上記モブレー同様、ジャズ史に軌跡を刻み込むような話題作・問題作はないものの、一部のファンから熱い支持を得ているドナルドソン。LP8枚分を続けて聴くのは、ちょっとしんどいけど、例えば『ライト・フット』に収録されている「ステラ・バイ・スターライト」なんかをたまに聴くと、しみじみ「ジャズっていいもんだなー」とか呟いてしまうのであります。

キャノンボール・アダレイは、代表作「ワーク・ソング」収録の『ゼム・ダーティ・ブルース』と、ミルト・ジャクソン競演でいつもに増してソウルフルな『シングス・アー・ゲティング・ベター』、それにマイルス抜きマイルス・クインテットによる『イン・シカゴ(キャノンボール&コルトレーン)』。

ケニー・ドーハムは、ワンホーンのバラッド・プレイが胸にしみる『静かなるケニー』と、対称的にバリバリ吹きまくるジャズ・プロフェッツのライヴ録音『カフェ・ボヘミアのケニー・ドーハム』。
クリフォード・ブラウン亡き後、バップ・トランペッターの本流を継いだドーハムです。メロディアスなアドリブ・ソロは最高。

個々のアルバムについての感想は、また機会をあらためて。

追記(2011/08/06)

この記事を書いてから早速ルー・ドナルドソンの4枚組セット(RGJCD264)を聴いたのですが……ちょいと問題あり。

まず、インレイ記載のアルバム収録順がデタラメ。
ディスク1とディスク3は記載どおりですが、ディスク2は、前半が「Blues Walk」、後半が「Sunny Side Up」。ディスク4は、前半が「Lou Takes Off」、後半が「The Time Is Right」。

それに加えて、
ディスク1〜3の3枚は、70分過ぎたあたりから音飛び再生不良。
最後までキチンと再生できたのはディスク4のみ。

お試しで先に買った2枚組3セット(ドナルド・バード、スタン・ケントン、サラ・ヴォーン)はまったくぜんぜん問題なかったので、過信して8セットも買っちゃったのですが、これはちょっと酷いかも。

他のセットも順次チェックして、
不良がありましたら、このページにてご報告します。

追記(2011/08/15)

今回購入した4枚組セットの、ほぼすべての盤が、再生60分過ぎからノイズと音飛びで再生不良でした。
CDプレイヤー(TEAC)、DVDプレイヤー(Pioneer)、パソコンのCDドライブでも音飛びを確認。ドライブの相性とか関係なし。

1枚にLP2枚収録なので、前半に収録されている分は完全無傷。
後半4枚分は、最後まで聴ければ儲けと割りきって購入すればよいでしょう。
それでも国内盤より割安ですから。

追記(2011/08/20)

その後、中国製のDVDプレイヤーで再生してみました。

驚いたことに、すべてノー・エラー。
すべて完全再生!

うーん、ドライブとの相性の範囲なのかなあ?
とりあえず、全部最後まで聴けて良かった。

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