毒うなぎの逆襲
August 01, 2007
それはさておき……
7月30日は土用の丑の日だったらしいですな。
で……土用の丑の日と言えば、日本全国うなぎ祭。
まあ、こういうのはうなぎ業者がでっちあげた販売促進キャンペーンみたいなもので、土用だろうが金曜だろうが、好きな人は好きな日に、勝手気ままに好きなだけ食えばよいことで、嫌いな人は無理して食べることもない。
食ったからといって参院選に勝てる保証はないし、食わないでも当選する奴は当選する。
うなぎ自体は好きなんですけどね。
夏バテで体力気力が落ち込んでるときは確かに効能あるみたいだし。
旨いうなぎはやっぱり旨いし、不味いうなぎは本当に不味い。
だけど、くだらない流行に迎合するのは嫌だから、土用の丑の日にはうなぎを食べない。
ケーキも、絶対にクリスマスには食べない。
12月25日以降に食べる。
クリスマスが過ぎた後だとメチャ安いし、(ここだけの話ですが)ケーキなんてものは、多少賞味期限を過ぎたやつの方が美味しいんです。
近所のペコちゃんマークのお店に教えてやったら、「こりゃ良いこと聞いた」って喜んで、早速、期限切れの特製ケーキを売り出したんですが、あまり評判良くなかったみたいですね。
失敗した最大の理由は、定価で売っちゃったことでしょう。
期限切れは投げ売り。これは常識ですよ。
(後日談:このケーキ屋さんマジで閉店しちゃいました)
だから……土用の丑の日には、うなぎは食べない。
ほとぼりが冷めた翌日、ないしは翌々日に、スーパーに買いに行く。
ところが、今年はいささか事情が違っておりまして……
丑の日の翌日になっても値が下がらない。
よく見ると、棚に残ってるのは国産ばかり。いつも買ってる中国産の安いのは、1尾もなし。
こりゃどーゆーことだって青筋立てて店員に訊くと、品不足だという。
戦中戦後じゃあるめえし、21世紀の飽食国家ニッポンで、食い物の品不足なんて聞いたことねえぞ。
ちょいと前に米不足ってことがありましたが、あの時だってタイやらオーストラリアやら世界中のコメを買いあさって、決して品切れ状態にはならなかった。
うなぎだって台湾や中国から、超強力日本円パワーで根こそぎ買い叩いてるってことは先刻承知。
値札のとこに「国産」って印刷してりゃ、ニポンジン莫迦ダカラ分カリッコナイコトアルヨ。北海道のミンチ肉だって、バレるまでは疑問もなく、みなさん美味しい美味しいと喜んで買ってたくらいだ。
てめー、この国産って書いてある莫迦みてぇに高価なうなぎ、実は中国産だろ、このスーパーはミートホープ直営店かよ、関わると超面倒臭い左側系市民団体のヒステリックおばちゃん連中に、不正表示だって報告するぞ、ごらぁ! 正直に吐け!
口の端から涎を垂らし、血走った目で店員を激しく問いつめると……
中国産のうなぎは毒うなぎだったことがバレちまって、輸出禁止になったとの事。
うなぎに毒があったから輸出を禁止する?
情けないね、中国は。
段ボール紙を肉まんの具にしてる国とは思えぬ弱気な処置。
毒があるなら、毒抜きしてニッポンに送れよ。
どうせ中国に良識とか民度なんてもの、誰も期待してないんだから。
毒抜き毒うなぎ、いますぐ送れ。超格安ですぐ送れ。
おれは(箸と皿を持って)、待ってるぜ。