soe006 ジャズ・ミュージック・ライブラリー 2009年7月号

ジャズ・ミュージック・ライブラリー

July 5, 2009

ザ・ブレッカー・ブラザース
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ザ・ブレッカー・ブラザース
The Brecker Brothers

Arista/BMG
Recorded at Jan 1975

1 Some Skunk Funk 5:52
2 Sponge 4:06
3 A Creature of Many Faces 7:43
4 Twilight 5:45
5 Sneakin' up Behide You 4:55
6 Rocks 4:40
7 Levitate 4:33
8 Oh My Stars 3:16
9 D.B.B. 4:46

ランディ(トランペット)とマイケル(テナー・サックス)の兄弟バンド「ブレッカー・ブラザース」のデビュー・アルバム。ニューヨークのミュージック・シーンで活躍していた腕自慢の二人が、そろそろ自分たち名義のレコーディングで、好きなものをやらせて貰うぜ、みたいな感じで作ったんでしょうか。エネルギー迸るR&B、ファンキー・ミュージックの洪水。全曲彼らのオリジナルで、ゲストにデヴィッド・サンボーンも参加。「カッコイイ」の一言で説明が済むタイプの音楽。

良くも悪くも、これが1975年当時の最先端サウンドで、レコードは大ヒットしました。スタジオ・ミュージシャンという職業が、俄然注目されるようになったのもこの頃からで、彼らの功績が大きいでしょう。

Introducing Brad Mehldau
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Introducing Brad Mehldau

Warner Bros

Brad Mehldau(Piano)
Larry Grenadier(Bass)、Jorge Rossy(Drums) 1-5
Christian Mcbride(Bass)、Brian Blade(Drums) 6-9

1995年3月13日-4月3日 ニューヨーク、パワー・ステーションで録音

1. It Might as Well Be Spring
2. Countdown
3. My Romance
4. Angst
5. Young Werther
6. Prelude to a Kiss
7. London Blues
8. From This Moment On
9. Say Goodbye

1970年8月23日生まれ。ジョシュア・レッドマンのグループに参加し一躍注目を浴びたブラッド・メルドーの初リーダー・アルバム。
スタンダード・ナンバー5曲にオリジナル4曲を収録。ビル・エバンス・トリオの演奏で人気の「マイ・ロマンス」を採りあげているところがポイント。

日本で紹介されたころは、天才だとか、いろいろ言われて話題になりましたが、最近は落ち着くところに落ち着いた感じでありますね。
21世紀ジャズ界をリードするピアニストであることに異論はないです。

ベリー・ベスト・オブ・マンハッタン・トランスファー
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ベリー・ベスト・オブ・マンハッタン・トランスファー

Atlantic/Rhino

1. Boy From New York City
2. Trickle, Trickle
3. Gloria
4. Operator
5. Tuxedo Junction
6. Four Brothers
7. Ray's Rockhouse
8. Soul Food To Go (Sina)
9. Spice Of Life
10. Baby Come Back To Me (The Morse Code Of Love)
11. Candy
12. A Nightingale Sang In Berkeley Square
13. Birdland
14. Java Jive
15. Route 66
16. Twilight Zone/Twilight Tone

1975〜1987年にアトランティック・レーベルで録音されたアルバムからの16曲入りコンピレーション盤。ジャズ、ビバップ、スイング、ドゥー・ワップ、ロックンロール、ゴスペルと、バラエティに富んだレパートリーは、まさしくアメリカン・ポピュラー・ミュージックの集大成。それらのすべてを、マントラ流に、都会的センスでお洒落に仕上げているのが素晴らしいです。
メンバーは、リーダーのティム・ハウザー、ジャニス・シーゲル、ローレル・マッセ、アラン・ポール。1979年にローレル・マッセが抜け、以降はシェリル・ベンティーンが加わり、そのハーモニー&リズム感に磨きがかかりました。アメリカン・ミュージック・シーンの第一線で活躍しているゲストも超豪華。リリースされているCDはすべて水準以上の出来で、どれを選んでもハズレはありませんが、マントラ初挑戦で心配な方は、まずこちらのベスト盤を聴いてみてください。きっと病みつきになりますよ。ドライブBGMに最適。アイドル・ポップスにもの足りなくなった方に、絶対的オススメ!

Another Day モーリー・ジョンソン
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Another Day モーリー・ジョンソン

Marquis

1. Another Day
2. Miss Celie's Blues (Sister)
3. Ooh Child/Redemption Song
4. Red Cardinal
5. Sleep in Late
6. Haunted
7. Melody
8. I Must Have Left My Heart
9. Summertime
10. Sweet Sublime
11. He's Got My Heart
12. Another Day [Radio Remix]

モーリー・ジョンソンのメジャー進出第1弾アルバム。(カナダのマイナー・レーベルに以前1枚録音していて、正確にはセカンド・アルバムとなるらしい)
モーリーは80年代からカナダで唄っていた歌手で、10年以上のキャリアがあるそうですが、日本では2003年の夏に本作がリリースされたばかりで、申し訳ないが私もよく知りません。
ジャケット写真から推測すると、30代後半から40代の(年齢不詳っぽい容貌の)女性です。

ハスキーな声質といい、ちょっと甘えたようなアクセントの付け方といい、喉が潰れる直前のビリー・ホリデイに似てなくもない。
聴き込むと案外ハマりそうな、そんな歌手です。

伴奏のメンバーは、コリーン・アレン(ts)、アンドリュー・クレイグ(key)、マイク・ダウネス(b)、マーク・マクレーン(ds)。

Girl Talk Holly Cole Trio
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Girl Talk Holly Cole Trio

Alert Canada (1999年)

1. My Foolish Heart
2. Girl Talk
3. Talk to Me Baby
4. Cruisin'
5. Spring Can Really Hang You up the Most
6. My Baby Just Cares for Me
7. How Long Has This Been Going On?
8. I'm So Lonesome I Could Cry
9. Melancholy Baby
10. Downtown

ホリー・コールのデビューアルバム。弾き語りピアノトリオ編成。
ハスキー・ヴォイスとスタンダードソングを中心とした選曲で、ジャズ・ファンに注目された1枚。ライヴ録音。

これ以降のホリー・コールは、選曲やサウンドがポップス指向になり、一般的な人気を獲得。
ジャズにこだわりのない方には、人気曲「Calling You」が収録されたセカンドアルバム『Blame It on My Youth』(Manhattan)のほうがとっつき易いかも知れません。

ジャズ・ミュージック・ライブラリー
イギリスの廉価盤レーベル Real Gone Jazz(2011年08月06日)
ビッチェズ・ブリュー・ライヴ:マイルス・デイビス(2011年02月12日)
ライオネル・ハンプトン・クインテット(2011年01月31日)
コリア、クラーク&ホワイト:フォーエバー(2011年01月20日)
ジャズ・ミュージック・ライブラリー 2009年10月号(2009年10月05日)
ジャズ・ミュージック・ライブラリー 2009年9月号(2009年09月05日)
チック・コリアをまとめて聴く!(2009年08月25日)
ジャズ・ミュージック・ライブラリー 2009年8月号(2009年08月05日)
ジャズ・ミュージック・ライブラリー 2009年7月号(2009年07月05日)
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