soe006 のだめカンタービレSP 使用曲推薦盤(6)

のだめカンタービレ in ヨーロッパ 使用楽曲推薦盤(6)

January 20, 2008

のだめカンタービレ IN ヨーロッパ便乗企画最終回!
ドラマのストーリー順に、各楽曲の定番とされている名盤を、ご紹介。
紹介したい楽曲&ディスクがたくさんあるので、曲目の解説とか余計なものは一切カット。しかも、超個人的な偏向にもとづくセレクション。
どうしてあの曲を紹介してないの、なんでこれが推薦盤なの、とかのクレームは一切ナッシングでお願いします。

のだめinヨーロッパ
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のだめカンタービレ in ヨーロッパ

アミューズソフトエンタテインメント

DVD2枚組(初回のみ3枚組)
初回限定生産特典:
   特典ディスク付きスペシャルパッケージ仕様、
   のだめトラベルケース、ブックレット(28P)

新春SP第2夜。
苦難を乗り越え歓喜に到る、のだめの大冒険。

コンセルヴァトワール(パリ音楽院)
初日の授業に遅刻しそうになって駆け込んでくる、のだめとターニャとフランク。
BGMは、ヘンデルの「水上の音楽」からトランペット組曲の「ア・ラ・ホーン・パイプ」。英国王ジョージ一世のご機嫌取りに、異国人音楽家ヘンデルが作曲した王様の船遊びBGM。

パッヘルベルのカノン:バロック名曲集
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パッヘルベルのカノン:バロック名曲集

オルフェウス室内管弦楽団

1. ヘンデル:組曲「水上の音楽」
2. パッヘルベル:弦楽と通奏低音のためのカノン
3. アルビノーニ:弦楽とオルガンのためのアダージョ
4. J.S.バッハ:主よ、人の望みの喜びよ
5. パーセル:弦楽と通奏低音のためのシャコンヌ
6. J.S.バッハ:G線上のアリア
7. コレルリ:「クリスマス協奏曲」
8. ヘンデル:シバの女王の入城
9. ヘンデル:ラルゴ
10. ヴィヴァルディ:協奏曲集「合奏協奏曲」第10番

Deutsche Grammophon 1989年 デジタル録音

コンセルヴァトワール・教室
楽曲分析(アナリーゼ)の授業。いままでロクに勉強してこなかったのだめは、自分のあまりの知識のなさに自己嫌悪&絶望します。
課題曲は、ブラームスの「交響曲第3番 ヘ長調」第3楽章
第3番はブラームスの交響曲のなかで最も人気があり、名盤とされるディスクもいっぱいありますが、そのなかでも、ドイツ的ロマンティシズムが濃厚でオーソドックスかつ普遍的な演奏は、こちらの2枚。

ブラームス:交響曲第2番&第3番
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ブラームス:交響曲第2番&第3番

オイゲン・ヨッフム指揮
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

1. 交響曲第2番ニ長調 op.73
2. 交響曲第3番ヘ長調 op.90

1976年 ステレオ録音 EMI

ブラームス:交響曲第3番&第4番
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ブラームス:交響曲第3番&第4番

イシュトヴァン・ケルテス指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

1. 交響曲第3番 ヘ長調 作品90
2. 交響曲第4番 ホ短調 作品98

1973年2月(1) 1972年11月(2) ステレオ録音
Decca

のだめのアパートメント
突如パリに出現したミルヒ・ホルスタインを、自分の部屋に招いたのだめ。茶筒の日本茶が固形状になってたので、白湯をご馳走する。
BGMは、ドビュッシーの「前奏曲集 第1巻」より第8曲「亜麻色の髪の乙女」。ドビュッシーにまったく興味ない人でも、この曲と「月の光」くらいは耳にしたことあると思います。聴けば、「ああ、この曲かあ」とピンとくるはず。CMなんかにもよく使われてますね。
普段はピアノ独奏曲、特に印象派のドビュッシーとか聴かないから、ここで紹介するために買いました。ミケランジェリの「前奏曲集 第1巻」&「子供の領分」。入門ガイド書などで名盤と定評のあるディスクです。

ドビュッシー:前奏曲集第1巻&子供の領分
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ドビュッシー:前奏曲集第1巻&子供の領分

アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ(ピアノ)

前奏曲集 第1巻
  1. 第1曲 デルフィの舞姫たち
  2. 第2曲 帆
  3. 第3曲 野を渡る風
  4. 第4曲 音とかおりは夕暮れの空気に漂う
  5. 第5曲 アナカプリの丘
  6. 第6曲 雪の上の足跡
  7. 第7曲 西風の見たもの
  8. 第8曲 亜麻色の髪の乙女
  9. 第9曲 とだえたセレナード
  10. 第10曲 沈める寺
  11. 第11曲 パックの踊り
  12. 第12曲 ミンストレル
子供の領分
  13. 第1曲 グラドゥス・アド・パルナッスム博士
  14. 第2曲 象の子守歌
  15. 第3曲 人形へのセレナード
  16. 第4曲 雪が踊ってる
  17. 第5曲 小さい羊飼い
  18. 第6曲 ゴリウォーグのケーク・ウォーク

1978年6月 ステレオ録音(1-12)
1971年7月 ステレオ録音(13-18)
Deutsche Grammophon

このミケランジェリもなかなか良かったのですが、ついでに買ったラスキーヌのハープ演奏盤が、典雅な調べの絶品。ベッドタイムのBGMに流せば、安眠絶対保証の安らぎ音楽決定盤でありました。いやぁ、ハープっていいもんですねえ、このディスクでハープの音色の素晴らしさに目覚めましたですよ。不眠症の方にオススメ!

亜麻色の髪の乙女:ハープ名曲集
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亜麻色の髪の乙女:ハープ名曲集

リリー・ラスキーヌ(ハープ)

1. 泉(アッセルマン)
2. 可愛らしい練習曲(シュット)
3. 練習曲(ヘラー)
4. ロマンティックなワルツ(セヴラック)
5. 演奏会用練習曲「朝に」(トゥルニエ)
6. ささやかな子守歌(シューマン)
7. 予言の鳥(シューマン)
8. メヌエット(ラモー)
9. 練習曲(ポツォーリ)
10. 深い河(黒人霊歌)
11. スケルツェット(イベール)
12. 秋(グランジャニー)
13. 鬼火(アッセルマン)
14. 亜麻色の髪の乙女(ドビュッシー)
15. ロマンティックなワルツ(ドビュッシー)
16. 練習曲(ボクサ)
17. 「子供のために」より(タンスマン)
18. 幻想曲イ短調op.95(サン=サーンス)
19. アダージョ(マティエリ)
20. 即興曲op.86(フォーレ)

ステレオ録音 Erato

のだめのアパートメント
のだめは、同じ学校に留学していたオーボエの黒木くんと再会。
パリの生活に馴染めない黒木くんとのだめ。新しい友情の始まりを祝して、のだめは日本料理(ひじきとおにぎり)をご馳走します。
BGMは、モーツァルトの歌劇「魔笛」より「おいらは鳥刺し」。
ほいさっさ。
上演時間が3時間近いオペラですから、全曲版は2〜3枚組になりますね。パパゲーノの「おいらは鳥刺し」は有名なアリアなので、1枚もののハイライト版にも必ず収録されています。
荒唐無稽な物語と多彩な登場人物。明暗動静が複雑に構成されたオペラなので、キャスティングも一長一短。すべてに満足できる「魔笛」のCDって、あるのかなあ? とりあえず、カラヤン&ベルリン・フィルのハイライト版。

モーツァルト:歌劇「魔笛」ハイライト
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モーツァルト:歌劇「魔笛」ハイライト

ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

ザラストロ:ホセ・ヴァン・ダム(バリトン)
夜の女王:カーリン・オット(ソプラノ)
パミーナ:エディット・マティス(ソプラノ)
タミーノ:フランシスコ・アライサ(テノール)
パパゲーノ:ゴットフリート・ホーニック(バリトン)
パパゲーナ:ジャネット・ペリー(ソプラノ)
モノスタートス:ハインツ・クルーゼ(テノール)
第一の侍女:アンナ・トモワ=シントウ(ソプラノ)
第二の侍女:アグネス・バルツァ(メゾソプラノ)
第三の侍女:ハンナ・シュヴァルツ(アルト)
ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団

1980年1月、4月 デジタル録音
Deutsche Grammophon

のだめのアパートメント・フランクの部屋
千秋が東京で指揮者デビュー。しかも新進ピアニストのソン・ルイと、ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第3番」で共演したと知ったのだめは、フランクの部屋でルイのビデオを見ます。
その演奏に影響されたのだめは、ルイそっくりな仕草でピアノを弾き始めます。
曲は、フランツ・リストの「超絶技巧練習曲」より「マゼッパ」
よく知らない分野なので、とりあえずアシュケナージ。
ディスク選択で迷った素人は、カラヤンかアシュケナージ。これ常識。とか、考えてたんですが、アシュケナージ盤には、第4曲「マゼッパ」が入ってない! アルゲリッチがあったら、それ買ってただろうけど、彼女は「超絶」を録音してないみたい。「協奏曲第1番」は、アバド&ロンドン交響楽団と共演した、凄く良い演奏があるんですけどね。
リストの「超絶技巧練習曲」の全曲演奏盤って、意外と少ないんですね。
ガイド書で調べて、良さげなリスト名曲集を探しましたです。

リスト:超絶技巧名演集
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リスト:超絶技巧名演集

ジョン・オグドン(ピアノ)

1. ハンガリー狂詩曲第2番 嬰ハ短調
2. 超絶技巧練習曲集 第4曲「マゼッパ」
3. 超絶技巧練習曲集 第5番「鬼火」
4. パガニーニによる大練習曲
  第3曲「ラ・カンパネラ(鐘)」
5. 巡礼の年第1年「スイス」 第4曲「泉のほとりで」
6. 巡礼の年第2年「イタリア」 第2曲「物思いに沈む人」
7. 巡礼の年第2年補遺「ヴェネツィアとナポリ」
  第3曲「タランテラ」
8. 半音階的大ギャロップ
9. メフィスト・ワルツ

1972年6月 ステレオ録音 RCA

ジョン・オグドン、イギリスのピアニストです。1972年、東京・青山ホールでのライヴ盤。リストの有名人気曲がズラーッとならんでいるのがポイント。
本当にピアノ独奏曲はあまり興味がない分野だったので、今回のために買いました。
私には向いてない音楽ですね。
一回聴いたきりで、寝かせてます。

パリの教会
オクレール先生の推薦でお城のリサイタルに出演することになったのだめは、学校の帰り道、教会から聞こえてくる賛美歌に足を止め、アナリーゼの教室で一緒だった少年と礼拝堂へ……
聖歌隊が歌っていたのは、モーツァルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」。ドラマの中で、「晩年のモーツァルトが完成させた、たったひとつのミサ曲」とか、知ったかぶりな説明がありましたが……「アヴェ・ヴェルム・コルプス」はミサ曲じゃねえだろ、ゴラァ! とか、にわかクラシック愛好家の俺だって怒っちゃいますよ。結果的にこのドラマは、クラシック音楽の入門窓口的な役割も果たしてるんだし、あまり出鱈目なことはやって欲しくないんだなあ。
この曲は、以前から大好きな演奏があります。バイロイト近郊のヴァルトザッセンという小さな街の教会で、バーンスタインが死の6ヶ月前に指揮した超感動巨編。どんなに殺伐としていても、これを聴けば浄化されます。結果的にこのような素晴らしい音楽を派生させてしまったのだから、キリスト教ってやっぱり偉大です。

モーツァルト:大ミサ曲 ハ短調 K.427
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モーツァルト:大ミサ曲 ハ短調 K.427

レナード・バーンスタイン指揮
バイエルン放送交響楽団&合唱団

アーリーン・オジェー(ソプラノ)
フレデリカ・フォン・シュターデ(メゾソプラノ)
フランク・ロパード(テノール)
コルネリウス・ハウプトマン(バリトン)
フリーデマン・ヴィンクルホーファー(オルガン)

1. アヴェ・ヴェルム・コルプスK.618
2. エクスルターテ・ユビラーテK.165(158a)
3. 大ミサ曲ハ短調K.427(417a) バイヤー版

1990年4月5日 デジタル録音
Deutsche Grammophon

お城のリサイタル
さて、「のだめ新春SP第2夜」 クライマックス。
のだめのリサイタル。
1曲目は、モーツァルトの「キラキラ星変奏曲」。別名「ああ、ママに聞いてみるわ」による12の変奏曲。
個人的にピアノ独奏曲に疎い私ですが、モーツァルトとベートーヴェンだけは別格というか、かなりの枚数レコードを聴いてます。ピアノ独奏曲は、この二人で完成されちゃってるのかな? ショパンとかリストとか、ピアノ曲の発展に貢献した作曲家はたくさんいてそれぞれに価値ある作品を発表していて、それらはとても素晴らしい音楽なのだろうけど。モーツァルトとベートーヴェン以外の作品は、どうも深く入っていけないんですよね。
演奏される人たちは、ぜんぜん別な聴き方していらっしゃるんだろうけど。

モーツァルト:キラキラ星変奏曲
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モーツァルト:キラキラ星変奏曲

クリストフ・エッシェンバッハ(ピアノ)
ユストゥス・フランツ(ピアノ) 3,4

1. 「キラキラ星」の主題による変奏曲 K.265
2. ロンドニ長調 K.485
3. 2台のピアノのためのソナタニ長調 K.448
4. 4手のためのソナタへ長調 K.497

1964-73年 ステレオ録音 Deutsche Grammophon

のだめと千秋が、桃ヶ丘音大時代にはじめて共演した「2台のピアノのためのソナタ」も収録されています。のだめファンに超オススメの定番名盤。

お城リサイタルの2曲目は、モーツァルトの「ピアノソナタ第18番」K.576
これ、ちょっと注釈が必要なのね。
というのも、(私を含む)ちょっと年配の方は、第18番と聞いて、「ん?」と一瞬考えちゃうんですよ。以前は、モーツァルトのピアノソナタって第17番までで、18番ってなかったんだから。
むかしは「第18番」と呼ばれていた (偽作の疑いがある)K.533/494のヘ長調ソナタが「第15番」に組み込まれて、旧「第15番」以下のピアノソナタは順送りで番号がずれちゃったんですね。
で、モーツァルト最後のピアノソナタ ニ長調 K.576は、現在「第18番」と呼ばれていて、10年くらい前に発売されたCDだと、17番と表記されているのが、現在の18番。10年以上前に発売されたCDやLPに「第18番」とあったら、それは現在の「第15番」で、同じころに「第15番」として売られていた K.454は、現在では「第16番」。
ややこしいです。
モーツァルトのピアノソナタは、ケッヘル番号で調べないと、とんでもない間違いをしちゃいます。特に私のような粗忽な中年は要注意。

内田光子:モーツァルト・コンサート
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内田光子:モーツァルト・コンサート

内田光子(ピアノ)

1. 幻想曲 ハ短調 K.475
2. ピアノ・ソナタ 第14番 K.457
3. ロンド イ短調 K.511
4. ピアノ・ソナタ 第18番 K.533/494
5. 幻想曲 ニ短調 K.397
6. 「メッカの巡礼」 K.455
  「おろかな民が思うには」による10の変奏曲ト長調
7. ピアノ・ソナタ 第15番 K.545
8. ピアノ・ソナタ 第17番 K.576
9. アダージョ ロ短調 K.540

1991年5月12日-17日
サントリー・ホールでのライヴ・デジタル録音 2枚組
Philips

現在モーツァルトを弾かせたら内田光子の右に出るピアニストはいません……なんてことを断言させてしまうほど、このライヴ盤は凄いです。内田光子のモーツァルト・ソナタは、80年代に矢継ぎ早にリリースされて、それぞれが実に立派な演奏だったけれど、その後、ショパンやベートーヴェンを経て録音されたライヴ盤は、これ以上のモーツァルトはもう二度と現れないだろうと思わせるほどに、神懸かっております。それにこのCDは、録音も素晴らしい。こんなに生々しいピアノ録音って、空前絶後なのでは。
のだめがどれほどのピアニストなのか(架空の人物、しかも漫画なので)分かりませんが、自由奔放に、感性のおもむくままに演奏するのならば、マルタ・アルゲリッチのタイプでしょうね。アルゲリッチのモーツァルト録音がないので、代わりに内田光子ってのは、どうも気持ち悪いのですが、素晴らしいのだから仕方ない。

お城リサイタルの3曲目は、ラヴェルの「鏡」より「道化師の朝の歌」。パリに引っ越してきたのだめが、千秋の部屋で最初に弾いた曲でした。
これもアルゲリッチの録音があったなら、ぜったい推薦盤にしたいところですが、ないものは仕方ない。そこで、気まぐれ(カプリチオーソ)なフランソワの登場。

ラヴェル:ピアノ作品集
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ラヴェル:ピアノ作品集

サンソン・フランソワ(ピアノ)

亡き王女のためのパヴァーヌ、高雅にして感傷的なワルツ、プレリュード、水の戯れ、ハイドンの名によるメヌエット、鏡(夜/悲しい鳥たち/海原の小舟/道化師の朝の歌/鐘の谷)、シャブリエ風に、ボロディン風に、夜のガスパール(オンディーヌ、絞首台、スカルボ)、ソナチネ(モデレ、メヌエ、アニマ)、組曲「クープランの墓」、古風なメヌエット

1967年 ステレオ録音

EMI Rouge Et Noir (2枚組)輸入盤

東京・中華裏軒−ウィーン
今回のストーリーとは直接関係ないけど、峰龍太郎と三木清良が電話で話している場面。BGMは、マスネの歌劇「タイース」より第2幕の「瞑想曲」。単独で演奏される機会も多い、ヴァイオリン曲の逸品。
カラヤン指揮ベルリン・フィルの演奏が極上の美しさです。

時の踊り:オペラ管弦楽名曲集
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時の踊り:オペラ管弦楽名曲集

ヘルベルト・フォン・カラヤン 指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

1. 歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲
2. 歌劇「タイース」 瞑想曲
3. 歌劇「椿姫」第1幕への前奏曲
4. 歌劇「ファウスト」 ワルツ
5. 喜歌劇「天国と地獄」序曲
6. 喜歌劇「軽騎兵」序曲
7. 歌劇「ジョコンダ」 時の踊り
8. 歌劇「魔弾の射手」序曲

Deutsche Grammophon ステレオ録音

いよいよ、クライマックス。
千秋真一のコンクール受賞記念コンサートの始まりです。
BGMは、近年サッカー場でも盛大に合唱されてお馴染みのヴェルディの歌劇「アイーダ」より「凱旋行進曲」
この録音には、空前絶後、不動の名盤があります。迷うことはありません、「アイーダ」を聴きたい方は、これを買ってください。

ヴェルディ:歌劇「アイーダ」(全曲)
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ヴェルディ:歌劇「アイーダ」(全曲)

ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

ミレッラ・フレーニ
ホセ・カレーラス
アグネス・バルツァ
ピエロ・カップッチッリ
ルッジェーロ・ライモンディ
ジョセ・ヴァン・ダム
カーティア・リッチャレッリ
トマス・モーザー

1978年 ウィーン・ムジークフェラインザール
ステレオ録音 3枚組 EMI 輸入盤

千秋真一 ガラ・コンサート
演目は、ライジングスター・オーケストラのデビュー・コンサートでも指揮したブラームスの「交響曲第1番 ハ短調」

ブラームス:交響曲第1番 ハ短調
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ブラームス:交響曲第1番 ハ短調

シャルル・ミュンシュ指揮
パリ管弦楽団

1968年 ステレオ録音 EMI

たいていの名盤ガイド本には、このミュンシュ盤が筆頭に挙げられています。異論はございません。ダイナミックで重厚でありながらもたれはなく、グイグイ驀進する豪快熱演盤でございます。

ブラームス:交響曲第1番 ハ短調
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ブラームス:交響曲第1番 ハ短調

オイゲン・ヨッフム指揮
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

1. 交響曲第1番ハ短調 op.682
2. 大学祝典序曲 op.80

1976年 ステレオ録音 EMI

交響曲第3番のところでも紹介したヨッフム指揮ロンドン・フィル盤は、伝統的なドイツ音楽の香りを漂わせた名演。シュヴァルツヴァルト(黒い森)の巨大な自然が感じられる演奏です。

ブラームス:交響曲第1番 ハ短調
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ブラームス:交響曲第1番 ハ短調

カール・ベーム指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

ミシェル・シュヴァルベ(ヴァイオリン)

1959年10月 ステレオ録音 Deutsche Grammophon

ヨッフム盤より更に重厚なロマンスに満ちているのがベーム指揮ベルリン・フィル盤。やはりドイツ音楽はドイツのオケでなきゃ。

ブラームス:交響曲第1番 ハ短調
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ブラームス:交響曲第1番 ハ短調

レナード・バーンスタイン指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

1. 交響曲第1番ハ短調 作品67
2. 大学祝典序曲 作品80

1981年(1) 1982年(2) デジタル録音
Deutsche Grammophon

バーンスタイン指揮ウィーン・フィル盤は、超個人的愛聴盤。
晩年のバーンスタイン録音ですから、とてつもなく粘っこいです。音符を一つ残らず磨きあげ、息を吹きかけ、磨き上げ、じっくり煮込んだ濃厚ロマンチック・ブラームス。クセになるとやめられません。

ブラームス:交響曲全集
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ブラームス:交響曲全集

ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

1. 交響曲第1番 ハ短調 op.68
2. 交響曲第3番 ヘ長調 op.90
3. 交響曲第2番 ニ長調 op.73
4. 交響曲第4番 ホ短調 op.98

1987年(1,2)、1988年(3) デジタル録音
1977-78年(4) ステレオ録音
Deutsche Grammophon

最後にお買い得な交響曲全集。聴かせ上手なカラヤンならではのブラームス。手っ取り早くブラームスを聴きたい方には絶好の全集。

「のだめカンタービレ新春SP」特別企画はこれにて終了。
また会う日まで、こまんたれぶ〜。

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